
(記事作成2022.7.16更新2022.7.16)
ぼくがカメラを本格的に趣味にしたのは2016年のころ。
そこから2022年の今に至るまで数えきれないくらいの失敗を繰り返していた。
たくさんの失敗のなかでも特に多かったしくじりが3つあるので、自戒の意味も込めて紹介していこう。
カメラ初心者の頃に大失敗した3つの事例と改善ポイントを紹介!!
誰もがみんな右も左も分からない状態から出発する。最初から上手に撮れるわけがない。
でも、初心者なりにガンバってなんとか「それっぽく」撮ろうと試行錯誤するんですよね。。。
初心者笑うな来た道だもの、、、
鮮やかな写真に憧れてしまう
今では考えられない(あり得ない)けど、カメラを始めたいちばん最初の頃は
『写真=キラキラした綺麗なものを撮る』
というイメージがあった。
それこそSNSに散見されるコントラスト・彩度高めなインパクトあるものを撮ろうとして自分なりに色調を変えて撮っていた。

空の色が・・・
ふつうに撮ればいいのに・・・
しかし、家に帰って写真を見返したとき
- 見たまんまを写せば良かった・・・
- 色のインパクトに囚われすぎた・・・
と激しく後悔。
JPEGで撮っていたのでどうしようもできず、なんとも後味が悪い結果になってしまった・・・
これで改善しました!
人工的に無理やり手を加えるより、見たままの美しさを一枚に収めるほうがいいと思う。
彩度を過度にイジりすぎると明らかに不自然な写真になるし、なにより見ていて目が疲れる。

過度に手を加えるのは考えもの
自分が美しいと思った通りのままを写すべし
彩度に頼らない「ふつうの写真」はインパクトには欠けるのかもしれないけど、なんだかんだで「ふつう」な色調のものが落ち着く。
彩度を調整するにしても、現実世界からかけ離れた不自然なドギツイ色にならないようにするのが大切だ。
何事にもほどほどに。やりすぎない美学も意識したいと思う。
今では・・・
美しい写真に興味がなくなったぼくは、遺失物やゴミを撮るようになった。
まだまだ枚数は少ないけど、これからも撮り続けていきたいと思う。

君はなんでここにいるの?
という疑問から撮り始めた。テーマは「孤独」
他人から見れば価値がないものでも、ぼくにとっては最高の被写体だ。
宝物探しの感覚で楽しめるので、興味あれば試しに撮ってみてはいかがですか。
ちなみに、JPEG+RAWで撮っています。
何でもかんでもモノクロで撮ってしまう
白と黒の単調な世界に魅入られてしまい、目に入った被写体をモノクロで撮りまくっていた。
とりあえずモノクロで撮ったら「なんとなくお洒落」な雰囲気になるので、何も考えずにカメラを向けていた・・・

意味不明なモノクロ写真・・・
ふつうに撮れば良かったのに・・・
その場では満足するけど、撮ってから数日経って写真を見返すと違和感しかなく、
- なんでこれを白黒にしたんだろう・・・
- ふつうにカラーで写せばいいのに・・・
と、自分でも不可思議なものになってしまった。
これで改善しました!
モノクロの写真は、
- レトロで懐かしさがある雰囲気
- 哀しさがにじみ出ている
- 無機質で硬く刹那的
このどれかに当てはまればグッと魅力的に写る。
何でもかんでもモノクロで撮るのではなく、撮る対象に合わせてどうするかを判断しなきゃいけないことを学んだ。

むやみやたらに白黒化しない
一定の条件を満たしたときにモノクロで撮る
好きなものを好きな感じで撮るのが前提だけど、撮り方やカメラの設定ひとつで印象がまったく違う写真になってしまう。
そこがカメラの楽しさだけど難しさでもある。
「写真は○○であるべきだ」という観念に正解はないけれど、納得いく一枚を撮るにはそれなりに勉強して考えながらカメラと向き合わないといけないと思う。
思考停止で撮ってしまう
とりあえずバンバン撮る。
カメラの解説本にもそう書いてあった。
ガンガン撮って撮って撮りまくっていたのはいいけれど、なんとなく違和感・・・

とりあえず撮った写真
何に惹かれたのか主張したいのかわからない・・・
帰宅して写真を確認すると、
- なんでこの写真を撮ったんだ・・・?
- この風景のどこに惹かれて撮ったのか不明・・・
- 何を伝えたいの・・・?
と、自分でもまったく理解ができない。
なんでこうなってしまったんだ・・・
これで改善しました!
広大な風景の中から自分がどこに惹かれたのか、それをどうやって撮るのかを考えるようにした。
今は、写真本に書いてある「たくさん撮れ」は
「被写体がいちばん輝くにはどうするか考えながらたくさん撮れ」の意味だと解釈している。

どこに興味がわいたか、惹かれたかを考える
風景の一部を切り取る。欲張らない。
命中率が低いマシンガンのように乱射するのではなく、対象とするものを確実にとらえるようにするべきだ。
興味がわいた対象にカメラを向けるのはいいけれど思考停止な状態だと納得したものを撮ることはできない。
一枚の中にあれもこれも詰め込むのではなく、本当に心が惹かれたもののみに対象を絞り、それをいちばん魅力的に写せるように工夫するのが写真の一つのおもしろさだと思う。
まとめ
今回の記事をまとめると
- 過度な編集はNG
- 彩度が高めな不自然な写真にならないように注意
- モノクロの良さを活かす撮り方を考える
- 風景をぜんぶ収めようとせず厳選したものを撮る
- 被写体が最高に輝くように考える
という具合か。
趣味とはいえど、自分なりの矜恃をもって臨めば誰でも上手になると思う。
時間はかかるけど、ゆっくりじっくり楽しんでいきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。