(記事作成2022.7.29更新2022.7.29)
- 初めて一眼買ったけど、意味が分からない・・・
- いろいろなボタンや設定があって爆発しそう・・・
ぼくがカメラを本格的に始めたころ、こんな悩みを抱えていた。
それまで写真は、スマホで何も考えずに撮っていたので
AV? TV? EV? ISO? WB・・・?
などのボタンや設定に慣れるまでにめちゃくちゃ時間がかかった。
そういった当時の苦い経験をこうして備忘録として残すとともに、ぼくが使っているカメラの設定や使い方なども紹介していこうと思う。
ぼくが撮影時に設定しているモードと使い方
ひとつひとつを専門的・論理的に突き詰めていけば、とんでもなく長くなってしまうので、
「ここだけは絶対に押さえておきたい4つの操作ポイント」だけを綴らせていただく。
どうぞ参考までに。
AV(絞り優先モード)
風景・スナップでも、基本的にこのモードで撮っている。
ピントを合わせる範囲で『ボカす』『くっきり写す』などの加減をすべて自分で決めることが可能だ。
F1.9〜F22などあるが、
- 被写体をいちばん目立たせたいとき
- ピントを合わせる範囲を一部分だけにしたいシーン
- 星空の撮影
は、Fの数字を小さく(F1.4 2.8など )
は、Fの数字を大きく(F10〜F22)して撮っている。
Fの数値を大きく(F22など)すれば回析現象が起きるからNGと言われているけど、ぼくは別に気にならない。
厳密に言えば撮影者と被写体がどれくらい離れているか、F値が大きくなればシャッター速度が遅くなることも重要だ。
しかし、とりあえずは
- 一部分だけを際立たせたい(Fの数字を小さく)
- 目の前の景色全体を写真におさめたい(Fの数字を大きく)
2点を意識すれば、自分が思い描くものが撮りやすくなると思う。
(ちなみに、PENTAX Q7はF8が限界値)
TV(シャッター優先)モードは??
ぼくの場合、TVモードの出番はそこまで多くない。
AV(絞り優先)モードにしていればシャッターの速度はカメラが自動的に決めてくれるので、わざわざTVモードで撮る場面はあまりない。
ただ、被写体を意図的にブラすときはTVモードでシャッター速度1/8〜1/15で撮っている。
流し撮り・子どもや乗り物を撮るなどの動きがあるものを撮る以外は、TVモードにすることはないと思う。
何を撮るかによってモードを決めるので、動かないものを中心に撮っているぼくはAVモードで満足している。
露出補正で全体の明るさを調整する
AV・TVなどのモードで撮っていると、明るさはカメラが判断するので撮影者が調整することはほとんどない。
ただカメラ任せではなく、明るさを自分で自由に設定したら写真の表現はグッと広がるであろう。
ぼくは意図的に写真を
- パッと明るい雰囲気にしたい
- 可憐で可愛らしく撮りたい
と思ったら、露出(EV値)を+1〜2上げている。
反対に、
- もの寂しげな雰囲気にしたい
- 落ちついた写真を撮りたい
と感じたら、露出(EV)を −1〜2下げている。
明るい印象にしたい・薄暗く不安げにしたい・・・など、露出補正をすることで自分のイメーシた通りに写真を撮ることができる。
明るさをちょっといじるだけで写真の印象はガラッと変わるので、ぜひいろいろな露出で撮って試してみよう。
WB(ホワイトバランス)を使いこなそう!!
WB(ホワイトバランス)は、光を色味を調整するための機能のこと。
人間の目ではなかなか分かりづらいけど、晴れた日・曇りの日・蛍光灯に照らされた室内それぞれに「光の色味」がある。
その「光の色味」をカメラが自動で判断して撮ってくれるが、たまに撮影者のイメージと違ったものになってしまう。
そういったときにWB(ホワイトバランス)を自分で調整することで、イメージ近い写真を撮ることができる。
ぼくは、『太陽光』は晴れている日の風景を撮るさいに多用し、『日陰・曇天』モードは温かい色味で撮ることができるので料理や夕暮れときに設定している。
『白熱灯』モードは、全体が青味がかって冷たい印象にしたいときに最適。
雨・雪の日、室内を撮るときに設定することが多いかな。
基本はオート(WAB)で撮って、なんか違うな・・・ と感じたらホワイトバランスをいじってみよう。
いろいろなモードで試してみて、どんな色味になるかを探りながら自分の好みに合わせた設定で撮ることをオススメする。
カスタムイメージを試してみよう
ぼくが使っているPENTAX Q7・KS2には、手軽に写真をカスタマイズが可能。
そのなかでも『風景』『ナチュラル』『モノトーン』の3つのモードはめちゃくちゃ使っている。
『風景』はその名のとおり青・緑を鮮やかに映しだしてくれる。
『ナチュラル』は彩度などの色相のバランスが程よく調整してくれるので、自然な色味で写すことが可能。
とくに、紅葉を撮るときはこのナチュラルにすることによって、葉の色がベタっと潰れることを防いでくれるのでオススメだ。
『モノトーン』は白と黒の単調な世界を映しだせる。
そのなかでも『赤外調』にすると青空が真っ暗くなるので、変化をだしてみたいときに設定するとおもしろい一枚が撮れるかもしれない。
他にも『ほのか』『銀のこし』『クロスプロセス』などのたくさんの設定があるので、まずはいろいろ試してみて自分好みのモードを見つけてみよう。
以上が、ぼくが使っているカメラの設定だ。
使うレンズによっても撮影の幅が広がるし、マニュアルモードで撮れば自由自在にカメラを使いこなすことだって可能。
他にも親指AF・ISOを上げてザラつかせる・多重露光・があるけど、今回紹介した4つのモードを使えれば初めのうちは十分だと思う。
まとめ
- AV(絞り優先モード)で写真表現を自在に操る
- 露出補正を使い、写真の明るさを調整してみる
- WB(ホワイトバランス)を調整し、写真の色味に変化をだそう
- カスタムイメージで、無限の写真表現を楽しもう
という具合か。
まずは撮らなきゃ始まらないので、カメラと友達になりどんどん撮影すること。
頭で考えるのも大切だけど、それよりも体を動かしてガンガン撮らなければ意味がない。
写真に正解はないので心のままに撮り、いろいろ試しながら自分のペースで楽しんでみよう。
最後までご覧いただきありがとうございました。