そぞろ歩きな日々

自分の目で見たもの・体験したことだけを伝える雑記ブログ

『本州最東端』夢をつかみに四端踏破ツーリング(最終話)『ねぶた博物館・白神山地・寒風山』

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(記事作成2021.1.11更新2021.1.11)

前回は、階段国道を下りてお昼寝したところで区切りました。

これより最終話のたび日記です。 ちょっと長くなりますが、読んでくれたら嬉しいです。

 トンネルを抜けると・・・

数十分のお昼寝から目を覚ましたので、そろそろ出発するとしよう。 

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国道339号線から240号線に合流してしばらくすると、青函トンネル入り口広場という看板が目に入ってきた。

駐車場にninjaを止め、売店があったので、店員さんとしばし談笑する。 

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この場所は、青森と北海道を繋ぐ青函トンネルの入り口を見学することができる。

 

下調べせずに立ち寄ったけど、運よく、北海道新幹線がトンネルに吸い込まれていく様をみることができた。

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北海道新幹線は、まだまだ工事中のため全線開通まではもう少し時間がかかりそうだ。

 

いずれは小樽・札幌まで繋がる壮大なプロジェクトだが、今現在の利用状況はあまり芳しくないそうな。

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新幹線のほかにも貨物列車がひっきりなしに行き交っていた。

 

本州と北の大地の間を結ぶ貴重な輸送手段を間近で見ることができ、乗り物好きなぼくにとっては胸が躍るスポットだった。

 

ラッセラー!!!ラッセラー!!!ラッセラッセラッセラー!!!!

毎年8月に開催され、多くの人が「ラッセラー!!!」と声を張り上げ跳ね飛び乱舞する、絢爛豪華なお祭り「青森ねぶた祭」 

 

そこで実際に使われた「ねぶた」を展示しているのが「ねぶたの家 ワ・ラッセ」だ。

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ぼくは5才のとき、ねぶた祭りに参加したことがある。

熱気と盛り上がりは他の祭りを圧倒し、これほどインパクトある催しは、日本中探してもなかなかないと思う。

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室内には息を飲む艶やかなねぶたがいくつも展示されている。

 

見上げるほど巨大なねぶたは独特な威厳とオーラを放っていた。職人さんが1年かけて作り上げる芸術作品の数々に、ただただ感動しっぱなしだ。

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一つ一つ手作業で作りあげる職人さんの魂があるからこそ、見る人の心を強く打ち魅了するのだろうな。

改めて、日本の文化って素晴らしいってしみじみ感じたよ。

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ちなみに、ねぶたの中は、四方八方に木が組まれていた。

こんな感じになっているんだね。

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お土産屋さんで青森土産のリンゴジュースを買って、そろそろキャンプ場に戻るとしましょうか。

(ホームページはこちらから↓↓↓)

www.nebuta.jp

晩飯は、麻婆豆腐の素が余っていたので、お惣菜と合わせてガッツリ食べた。

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 オートサイトのほうにライダーが幕を張っていたので話しかけようかと思ったけど、

「こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃなかった・・・みなさんぼくの苦労を理解してください・・・」

って、スマートフォンに向かって呪文を唱えていたので、踵を返して自分のテントに潜りこんで早めに寝ることとした。

 

世界遺産を見学。生家でお休み。

 今更だけど、ぼくは秋田県出身だ。

毎年お盆時期になると帰省するのだが、せっかく近くまできたので、ひょこっと生家に顔を出すとしようか。

 

予定も決まったので、簡単に朝食を摂る。

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ダイエット中のような食事だが、まったくそんなことはない。

単純につくるのが面倒なので手を抜いているだけだ。。。

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今日は、秋田県に向けて日本海側をひたすらに南下するとしよう。

 

途中に世界遺産の白神山地があるので、ちょっくら寄り道。

ninjaは駐車場でお留守番。

主は白神山地で池巡りをするとしよう。

 

ちなみに下の写真は、日本キャニオンと呼ばれているスポットらしい・・・

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白神山地は世界でも最大級のブナ林があり、手付かずの自然がそのままに残されている貴重な自然遺産である。

 

一部、入山届が必要な箇所もあるが、ほとんどの場所は届出は不要だ。 

余談だが、ゴミをポイ捨てする奴は死んでどうぞ。

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遊歩道上には大小さまざまな湖沼があり、それぞれ違う表情を見せてくれるのでとても情緒的だ。

 

ただ、かなり歩かなければならず、ぼくは3時間ばかしかけても全部の湖沼群を見学することはできなかった。

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そして、いちばん有名なのはこの青い池だろう。

 

天気の条件や太陽光が射すタイミングが合えば、宇宙に浮かぶ星の運河のような不思議な情景を見ることができるらしい・・・

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でも、ぼくが訪れたときは光の反射具合のインパクトが弱く、他の観光客の人たちからも

「あぁ、今日はダメだーーー」

「高木さん、今日の写真は映えないねーーー」

と、所々で落胆の声が聞こえてきた。

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ほぼ半日かけて写真を撮ったり散策したので大満足。

 

生家では晩ご飯を作って待っていてくれているので、土産を買ってさっそく向かうとしましょか。

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生家では、北東北の人以外は知らないであろう「雲平餅」をたらふく平らげる。ぼくの大好物だ。

今日と明日の2日間は家の手伝いをしたり、一緒に買い物をして、 家族との貴重な時間を過ごしました。

 

強面な神様

後ろ髪ひかれつつも生家をおいとまする。この別れの瞬間は、やっぱり苦手だ。泣きそうになる。

 

さて、ツーリング最終日の今日秋田県屈指のツーリングスポット入道崎・寒風山を走ろうと思う。 

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干潟村の、飽きるほどに延々と伸びる一本道を爆走させ、まずは入道崎へ向かうとしよう。 

「悪いごいねがあぁーーーー!!!」

と、唸りながら子どもを追い回す、ユネスコの無形文化遺産に登録されているナマハゲさん。

 

ナマハゲの生息地は秋田県全域に分布しているわけではなく、この男鹿半島にしか住みついていない。

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外見はちょっと怖いけど、怠けたやつに喝を入れ厄災を遠ざけ、五穀豊穣をもたらす神様なのだ。

神に帰路の安全を祈願したので、恒例のお昼寝をするとしましょうか。

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男鹿半島の突端の入道崎は、一面を芝生が覆い、まるで緑の絨毯が敷き詰められているようだ。

海岸沿いは奇怪な岩が乱立し、荒々しい日本海に侵食されたのが想像できる。

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大地に寝っ転がり、潮風を目一杯に吸い込み、水平線に平行するように航行するフェリーをただただ眺める。

こんな時間の過ごし方が、ぼくはたまらなく好きなのだ。

 

初秋の寒風山に別れを告げ

ナマハゲさん達に別れを告げ、ツーリングのフィナーレを飾る寒風山へと向かうとしよう。

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標高355mの寒風山。

眼下には八郎潟の干拓地が広がり、遠くには鳥海山までも望めるダイナミックビューが楽しめる。 

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ぼくが訪問したのは10月なので地面は茶色くコゲ模様になっていた。

 

これが夏の時期だと入道崎同様、一面が芝生で覆われるので、かなりインパクトある風景になる。

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 山頂に向かって走る九十九折のワインディングは、バイク乗りなら誰でもワクワクしっぱなしの絶景路だ。

 

下りは日本海を一望しつつ、ジェットコースターのようなスリルも堪能できる。 

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楽しすぎて何往復しただろうか。

気づいたら夕暮れときになっていた。

 

このツーリングも、そろそろ終わりが近づいている。

 

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数年もの間、夢に抱いていた四端踏破をとうとう叶えたこと。

心のままに行動すること。

ハプニングさえも心の持ちようでどうにでもなること。

 

旅は本能や直感に従がったほうがいい。そこには、想像を超える感動が待っているかもしれないから・・・

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いろんなことを学び、体験し、思想思案したロングツーリングだった。

さあ、そろそろ現実へワープするとしましょうか。

 

 

後日談

本州四端を達成した記念として、賞状と素敵な品々を贈っていただきました。 

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その体験記はこちらにまとめてありますので、興味ある方はご覧ください。

本州最東端編、最後までご覧いただき、ありがとうございました。