そぞろ歩きな日々

自分の目で見たもの・体験したことだけを伝える雑記ブログ

『本州最東端』夢をつかみに四端踏破ツーリング(第1部)『奇跡の一本松』

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(記事作成2021.1.2更新2021.1.4)

2015年、本州最北端「大間崎」

2016年、本州最南端「潮岬」

2017年、本州最西端「毘沙ノ鼻」

 

そして2018年・・・

本州四端のフィナーレとなるのは本州最東端の「魹ヶ埼」

 

 噂で聞くに、四端のなかでいちばん過酷らしい。

はてはて、今回はどんなロングツーリングになるのだろうか??

 気仙沼沿岸を駆け抜けて・・・

2018年10月12日。

 初めての地への妄想を膨らませながら、ninja650の華奢な車体にキャンプ道具を山積みに載せていく。 

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あたりが寝静まったころを見計って、粛々とエンジンをかけ愛車に跨る。

さあ、ここから約1週間のツーリングが始まるのだ・・・!!!

 

まずは外環道から常磐道へ抜け、ひたすらに北へ北へと進んでいく。 

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途中のサービスエリアで「ニチレイ」の冷凍食品を食し小休憩。10月とはいえ、首都圏を脱するとやっぱり寒い・・・

(2021年現在、ニチレイの冷凍自販機はほぼ消滅しましたね) 

 

常磐道から仙台松島道路へと分岐をして、適当なインターチェンジで降り、あとは下道でまったり北上するとしよう。

宮城県の赤牛漁港を通過したあたりで、日の出の瞬間にちょうど立ち会うことができた。

 

太平洋上から陽が昇る情景はとても清々しい。心が洗われるようで、もう最高に幸せだ。

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海鳥の鳴き声と優しく吹く潮風のアンサンブルの耳心地がとても良かったので、うつらうつらと眠くなってしまった。

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目を閉じようとした刹那、防波堤で釣りをしているおじさんたちが

「ヒデさん、釣れたー釣れたーよ!!!!」

と歓声を上げながらはしゃいでいる。

 

平和な日常を感じつつ、岩べりに横になってしばし仮眠するとしよう。。。

 

松は天高く聳え候

太平洋に沿うように流れる国道45号線を走っていると、左前方の看板が気になったので路肩にninjaを停めてみる。

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2011年3月11日。忘れもしない東日本大震災。

家屋と尊い命を攫った大津波の爪痕は、数年経った現在も深く深く残っていた。

 

今自分が走っているこの道だって、当時は・・・

と、想像すると、ハンドルを握る両手の震えが止まらなくなる。

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国道沿いは重機が並び工事中の箇所がいくつもあった。

国道を逸れて町道に入ると、かつては家屋が並んでいたであろう場所はほとんど更地化したり、ボーボーと雑草が生い茂っていた。

 

市街地の復興は少しずつ進んではいるのだろうが、一転、人が疎らな郊外の光景を目の当たりにすると言葉につまってしまう。

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風光明媚でダイナミックな沿岸沿いを走っていると、1日目の第一目的地「奇跡の一本松」の近くまでやってきた。

 一本松茶屋にninjaを停め、案内図に従い10分ほど歩き・・・ 

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いよいよ見えてきました一本松。まずは黙祷し合掌。

 

3.11で津波被害で唯一残った松として有名なので、ご存知の方も多いだろう。

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残念ながら塩害で枯死したのだが、その後、人工的に手を加え復興のシンボルとして現在に至る。 

 

保存することに賛否両論あったみたいだが、このように「形」として残すことに意味があるとぼくは思う。

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「形」があることによって、この場所で何が起こったかを後世がイメージしやすいので、永劫保存するべきだと感じている。 

じっくり見物させて頂いたので、そろそろこの場をお暇するとしよう。

 

 一本松茶屋のホームページです↓↓↓

rikutaka.jp

一本松茶屋に戻り、今宵に飲む日本酒とご当地ステッカーを買って、次なる目的地へと向かうとするか。 

 

でも、今回は区切りがいいのでここまでにするとしよう。

次回は「妖怪河童を釣ってみよう!!」の巻です。

まずは第1部、最後までご覧いただきありがとうございました。