(記事作成2021.5.19更新2021.6.29)
昭和、平成、そして令和になった今、時代の流れとともに「色欲」を満たす術も少しずつ変化してきている。
映像はVHSからDVD・Blu-rayのディスクに収まるようになった。
紙媒体のエロはどんど減り、今ではネット上で気軽に(?)見ることができる。
そんな便利な世の中で時代に抗うように、ひっそり細々と「男の浪漫」を売る場所がある。
それが「エロ自販機」だ。
かつては全国各地に設置されていたが、今ではすっかり絶滅寸前のレッドリストになってしまった。
現在営業している店舗だって、いつ撤去されてしまうかわからない。
思い立ったが吉日だ。そんな貴重なスポットを見ずして死ぬのは実に勿体ない。
さてさて、前置きが長くなってしまったが、さっそくninjaで自販機を巡りをするとしましょうか。。。
腹ごしらえ
空腹でエロ巡りはできぬ。
まずは、レトロ自販機で食欲を満たすとしよう。
以前のツーリング記事で紹介した、茨城県の弁当自販機「あらいやオートコーナー」に寄ることにした。
何回訪れても落ち着く場所だ。
味ももちろんだが、このレトロな雰囲気が病みつきになる。
今回は唐揚げ弁当をいただくことにしよう。
年季がある自販機にお金を投入すると、カコンって音とともに、弁当が取り出し口から顔を覗かす。
ちなみに、弁当自販機は全国に2台しかない。
とても珍しい貴重な自販機なので、興味ある方はぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
昼飯用のヒレカツ弁当も追加で買った。
さあ、いよいよ目的の場所へと向かうとしましょうか。
湖沼のエロ自販機
北浦に沿うように伸びる県道16号線に、ひっそりと佇む自販機がある。
小屋は竹やぶに覆われているので、漫然と走っていると絶対に気づかないだろう。
煩悩センサーを張り巡らせておかないと、まず見つけることはできないと思う。
令和において、エロ自販機という絶滅危惧種を探しだすのは容易ではないのだ。
駐車スペースは問題ない。
しかし、車道を跨ぐ段差があるので、バイクだと乗り上げるのはちょっとキツイ。
ではでは、店内に潜入してみましょうか。
稼働している自販機は数台あった。
主な商品は、DVDや雑誌類、玩具がメインとなる。
スケベユーザーの視点に立ち、商品をリーズナブルに提供しようという涙ぐましい企業努力が窺える。
その中でもぼくが気になったのは、アダルトガチャ。
通称アダガチャと呼ばれている・・・らしい。
大人のガチャポン。
1000円で玩具がランダムで出てくる仕組みだ。
何が出てくるかは買ってみてのお楽しみ・・・
さっそく、お札を突っ込んでみよう。
商品番号のボタンを押し、頑強な鉄の蓋の取り出し口から夢の玉手箱がまろび出る。
玉手箱、ご開帳。
まあ、どんな玩具かは写真から察していただきたい。
あぁ、なんとも言えない背徳感と高揚感・・・
そして、成人男性の特権という優越感に浸ってしまう。
現実と桃源郷の境は、小屋を隔てる入り口の衝立一枚だけだ。
この場をズッポリ堪能したので、そろそろ次の場所へと移動するとしましょうか。
霞ヶ浦大橋のエロ自販機
北浦のほとりを、まったりゆっくりninjaを走らせる。
あいにくの曇天模様だが気温は25度をゆうに超え、5月とは思えないジメジメとした蒸し暑さが空中をまとう。
バイク乗りにとって暑さは大敵だ。
いっそのこと、ジャケットとヘルメットを投げ捨ててTシャツ1枚で走リたい・・・
国道354号線に入ると交通量が一気に増えて、ところどころで渋滞が発生している。
ノロノロ運転をしながら辺りを見渡すと、不自然にポツンと置かれたトタン小屋が右手に見えてきました。
小屋の隣には田んぼがあるので、農作業用の資材小屋だと勘違いしてしまいそうだ。
誘われるように駐車スペースにninjaを潜りこませ、さっそく見学させていただきましょう。
こちらの卑猥小屋は、DVDと雑誌類が主力商品だ。
独房のような鉄柵が、なんとも妖しげな雰囲気を醸しだしてくれる。
目の前の国道は、ひっきりなしに車やバイクが行き交っているものの、小屋には不思議なことに1台も入ってくることはなかった。
素通りしてしまうのは、この小屋の存在を知らないから?
それとも、昼間は人の目を気にして羞恥心が邪魔するから・・・?
わずかなスペースでも。バイク駐車場の需要あり。
肥やしの匂い漂うエロ自販機
エロ自販機巡りは、人の目を気にしたら負けである。
後ろめたさを感じる必要はない。胸張って堂々としていればいいのだ。
講釈はさておき、国道355線を北上して笠間市を目指すとしよう。
ninjaを走らせていると、ソーラーパネルが敷かれている光景が目に飛び込んできた。
大袈裟ではなく、田舎には数キロおきに数十基ものパネルが設置されている。
まったく、景観破壊も甚だしい。
こんな愚かなパネルのせいで環境が破壊される現状に憤りを覚える。
ホイホイと土地を売ったり提供する人が仰山いるのが、本当に残念でならないよ。。。
悶々とした感情は、自販機で浄化するとしよう。
常磐道の岩間IC方面に向かう県道43号線沿いに、周りの風景に溶け込むように佇む小屋を発見した。
(どこにあるかわかりますか??)
壁面にはツタが絡み、地面は雑草がボーボー生茂っている。
トタンも緑色なので、遠目からだと自販機小屋の判別が難しい。
まるで忍者の七変化のようだ。カムフラージュ型の卑猥小屋である。
こうした擬態系の自販機小屋は、近隣の住民や企業への慎ましい配慮が伺える。
店内は、7台もの自販機が運転していた。本日巡ったなかでは最大規模の品揃えだ。
DVDや雑誌類はもちろん、玩具や避妊具などバリエーション豊かな商品が並んでいた
5才児がトイザラスでおもちゃを選ぶように、一つ一つを時間をかけて物色してしまう。
アダガチャに1000円ぶち込み、微力ながら利益貢献させていただく。
宝箱の中身は、マニアには堪らない目隠しと・・・
メリケンサックのような球体が繋がったもの。
これは、若輩者のぼくには用途がわからない・・・。
輪っかの部分にナニを通すのかな・・・??
わかる人は、あとでこっそり教えてください。。。
エロ自販機の探し方は??
卑猥小屋に興味あるなら
『18歳未満禁止』エロ自販機を探す方法とは?(地道に見つけましょう)
をご覧ください。
まあ、なんの自慢にもなりませんがね・・・
時代は流れど・・・
ちょっと遅めの昼食にするとしよう。
適当なスペースにninjaを止め、出発時に買った弁当をいただきます。
ヒレカツをモグモグさせながら、今回のエロ自販機について考えてみた。
まあ、ほとんどの人はエロ自販機がなくても、生きていく上で支障はない。
玩具や動画はネット上で買ったり閲覧することができるので、わざわざ郊外に足を運ぶ物好きは少ないだろう。
(自販機が撤去されて更地になっている↓↓↓)
テクノロジーが発展した現代は、企業も個人も利益効率や利便性を追い求めがち。
そして、時代にそぐわないとなると容赦なく切り捨ててしまう。
そんな殺伐とした今だからこそ、各々で「非効率」なことに立ち返ったり「時代に逆行した世界」に思いを馳せても良いではないか。
(撤去された自販機スペース↓↓↓)
なんでもかんでもハイテク化して先鋭的になるのが正義ではない。
時代に合わないから排除するのではなく、古臭さを尊重しつつ「こんな世界もアリだよね。面白いよね」と、寛容的な人がもっと増えれば良いなと思う。
ちなみにこの記事、Google殿から「不適切な内容」ということで警告を2回受けている。
世界No. 1の企業が「エロ自販機巡りという個人の趣味」にイチャモンをつけるとは、なんとも情けない。
もしツーリング中に「窓がないトタン小屋」を見つけたら、ちょっと覗いてみてはどうだろう。
くだらないことで笑ってしまう、あの頃に戻ってみませんか??
正統なツーリングスポットもあります。。。
今回はアダルトツーリングだったけど、18歳以下でもOKな健全スポットもあります。。。
こちらの記事にまとめていますので、どうぞご覧ください。
ぼくが大好きな写真・ツーリングスポットをまとめた5つの記事!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。