(記事作成2021.6.3.更新2021.6.3)
前回は、天国のような草千里ヶ浜でまったりしたところで区切りました。
これより第4部のドライブ記録です。
どうぞ。
旧道の絶景路
朝の5時に目が覚めた。
日中と夜の気温差は10度以上あるので、油断すると体調を崩してしまいそうだ。
道の駅には、ぼくの他にも旅行中であろう県外ナンバーのキャンピングカーが複数台止まっている。
本日は午前中は晴れ間があるものの、1日を通してグズついてすっきりしない天気とのこと。
まあ、九州は梅雨入りしているので曇天模様は致し方あるまい。
さあ、そろそろ出発するか。
まずは「俵山峠」に行ってみることにしよう。
昨晩の車の中で地図を広げたところ、たまたま見つけた面白そうな場所。
ちなみに、ネットで事前情報は集めていない。
どんな風景が広がっているかは行ってみてのお楽しみだ。
県道28号線を走らせていると「俵山」と表記された看板があるので、それに従い本道から旧道に逸れていく。
交通量は皆無。
通勤時間帯だったが、さすがに、わざわざ旧道を使う人はいないだろう。。。
峠付近の展望台からの南阿蘇の景色は、まさしく絶景。
曇り空でも素晴らしい情景だ。
阿蘇は、見る場所によって風景が変幻自在に変わるのでまったく飽きることがないね。
峠の道は、ちゃんと整備されているのでバイクでも走りやすいと思う。
道幅は、一部狭いところもあるけれど、すれ違いに気をつかうほどじゃないのでアクセスは容易だ。
扇状に広がる田んぼの水が、曇天をうっすらと鏡のように写しだしていた。
この地形だと、気象条件が良ければ雲海を望むことができるだろう。
2時間ほど滞在したけど、訪問者はぼく一人だけだった。
南阿蘇の息を飲む光景にうっとり見惚れていると、ポツリポツリと雨が滴り落ちてきた。
ひとしきり写真を撮ったし満足満足。
この「俵山峠」は、阿蘇方面に出かけるなら寄っていって損はしない場所だ。
さて、雨脚が強くなってきたので、駐車場で待っているラフェスタに避難するとしましょうか。
苔むす石灯籠
次なる場所は、熊本に来たなら訪問したかった「上色見熊野座神社」に行くとしよう。
神社は、国道325号線上にひっそりと佇んでいる。
道沿いに大きな看板はないので、ぼくは気づかずに通り過ぎてしまった。
駐車場に止めてさっそく参拝してみよう。
鳥居をくぐると、参道の両脇に灯籠がずらっと並んでいる。
全部で97もの灯篭が神殿まで続いている光景は幻想的だ。
ちなみに、商売繁盛・合格必勝のご利益があるそうな。
苔むした深緑の厳かな世界。この空間だけ時が止まったような感覚を覚えた。
神殿の奥側にある急坂を上っていくと、ポッカリと空洞化した風穴を見ることができる。
昔々、阿蘇山の神様の使いの鬼八法師が蹴破った穴らしい。。。
そのことから、困難に打ち勝つ意味で願掛けをする人が多く訪れるそうな。
後から調べたところ、ここ「上色見熊野座神社」は聖地巡礼の地でもあるとのこと。
アニメや小説を見ている人なら、より一層楽しめることができるだろう。
ぼくが訪れたときは平日ということもあり、観光客はまったくいなかった。
ここ、おすすめなスポットである。
今宵も車中泊
実は「上色見熊野座神社」を見学したあとは、日本でいちばん美しいと言われている「白水ダム」に行ってみた。
しかし、白水ダムは2016年より10月下旬から6月上旬までの期間は工事中のため水を止めている(越流していない)とのこと。
まあ、これはこれで貴重な風景かな??
(日本ダム協会のホームページ↓↓↓)
damnet.or.jp
事前情報を一切調べていないので行き当たりばったりなドライブだ。
だが、これがおもしろい。
前もって計画立てるのもいいが、ぼくはその場その場で行き先を決める方が肌に合っている。
地図を広げてみると近くに温泉があったので寄ってみることにしよう。
ぼくが寄った「萩の里温泉」は入浴料たったの400円なのでかなりリーズナブル。
今流行のサウナも堪能した。湯上り後のさっぱり感はすこぶる気持ち良い。
(温泉のホームページ↓↓↓)
oginosato.com
気軽に立ち寄れる温泉施設なので、旅ライダーはツーリング中にふらっと浸かってみてはいかがだろうか。
温泉から上がっても、空は相変わらず雲で覆われている。
こんな天気なので景色は望めないし、いっそのこと移動に徹するとしましょうか。
宮崎県へと県境をまた木、有名観光地の高千穂峡を通り過ぎる。
時間はたっぷりあるから寄ってみてもよかったのだが、正直、そこまで心が踊らなかったのでスルーすることにした。
国道218号線上に見慣れない看板を見つけた。
「コスモス」は九州や西日本を中心に展開しているドラッグストアだ。
業績は好調で、関東にもお試し出店しているとのこと。
千葉県民のぼくからしたらとても物珍しい。。。
自分の住んでいる地域にないお店を見つけるのも旅行の醍醐味である。
さて、今回は区切りがいいのでここまでしようかな。
第4部、最後までご覧いただきありがとうございました。