(記事作成2021.6.3.更新2021.6.3)
前回は、宮崎県へ突入したところで区切った。
これより第5部のドライブ記録です。
どうぞ。。。
お散歩
深夜はバケツをひっくり返したような大雨だった。
朝も雨足強く視界がすこぶる悪い。
予報だとお昼まで雨が降るとのこと。
こんなときに運転してもロクなことがないので、しばらくは車内で待機するとしよう。
ブログを書いたり本を読んだりして車中籠城でやり過ごす。
雨粒がボンネットを叩く音は耳心地が良く、不思議とリラックスすることができる。
数時間、ようやく雨が止んだので付近を散歩するとしようかな。
看板を見ると、ぼくは宮崎県の日之影という地区にいるらしい。
道路にできた水たまりでは、カエルの親子が仲良く水泳中。
君たち、くれぐれも車には気をつけてよねー
折り重なる山々と段々畑の情景がとても美しい。
観光地化されていない何気ない風景にこそ、日本の素晴らしさや情緒がつまっていると思う。
住民の人とお話ししたかったけど、こんな情勢だしね・・・
それに、日中は誰も出歩いていないので、そもそも交流するきっかけを掴むことができなかった。。。
フラフラと付近を2時間ばかし散歩し、素晴らしい景色を記憶とカメラに記録した。
あれよあれよと時は過ぎ、ただいまの時間は15時なり。
とりあえずラフェスタに乗り込み、なんの気もなしに国道を南下していく。
とりあえず、どこへ向かおうかな・・・??
クルスの祈り
夕刻時なので悠長にしていると、お勤め人の帰宅ラッシュに巻き込まれてしまいそう。。。
とりあえず延岡市内のコスモスにて洗濯ネットを購入し、本日の車中泊スポットを探してみるとしよう。
今日は運転している時間より、散歩している時間のほうが長いな。。。
とりあえず宮崎県の「道の駅都農」まで行ってみるとするか。
市内を流していると、ふと気になる看板が目に入る。
「クルスの海」
なんか、名前がお洒落じゃないか。
通り道だし、ちょっと寄ってみるとしよう。
道沿いには南国の木々が植えられていた。
宮崎県はマンゴーも有名だし、とくに海沿いは異国情緒ある雰囲気があふれているので見応えがある。
駐車場に車を止め展望台へ向かう。
そして「クルスの海」の全貌が明らかになる。
後で調べたところ、ここ「クルスの海」は地元の人のドライブスポット(デートコースでもあるらしい)とのこと。
手前の木が元気よく張り出しているので分かりづらいが、ちゃんと「十字」の形になっている。
晴れて空気が澄んでいたら、水平線上には四国の高知県が見えるのかな??
展望台に鐘があったので、道中の無事故を願って叩くことにした。
まずは安全祈願。事故ってしまっては元も子もないからね。
妖しきトタン小屋
クルスで願いを唱えたので満足満足。
町に戻ってきたので、ついでに溜まった洗濯物を片付けるとしよう。
どんなに田舎でも、コインランドリーとコンビニは道沿いに絶対あるからね。
便利な世の中だよ。
洗濯を済ませ、国道10号線を南へラフェスタを走らせる。
すると、ちょっと気になる小屋を発見・・・
道の駅日向の近くに「妖しい小屋」はある。
人目につかないように、ひっそり、こっそりと忍んでいた。
『茨城』大人の自販機ツーリング!!!(浪漫とアダルティーな世界に浸る!!)
気になる小屋の内部は・・・各々の想像に任せるとしよう。
道の駅に着いたら、雲の隙間から一直線に真っ赤な夕景が伸びていた。
今日の時間のほとんどは、散歩や読書・ブログなどをしてまったり過ごしていたね。
ラフェスタを燃やしてしまいそうな真っ赤な茜空を眺めつつ、静かな1日を振り返り、小説を読みながら夜は更けていくのでした。。。
おっぱいビーム
ぶおぅーーーーん!!!!!
国道をブッ飛ばす気合が入った車(バイク??)の走行音で目を覚ます。
あのエンジン音からして、多分とんでもない速度を出していたんだろうな。。。
今日の天気は、1日を通して曇りとのこと。
どうやら晴れることはないらしい。
しかし、明日はの天気はしっかり晴れてくれると予報がでている。
・・・さて、どうしたものか。。。
まあ、考えても仕方ないので、地図も見ないで走ってみることにしよう。
国道10号線をから離脱し、どこぞの県道を気ままに走る。
道すがらに見つけた切り株に腰をかけ、しばし遠景を眺めボーッとする。
耳元では図太い翅音が聞こえてくる。
クマンバチか?? それともスズメバチか・・・??
ナマケモノのように微動だにせずに呆けてから、やっとこさ地図を取り出す。
そして、ちょっと気になる場所を見つけたので行ってみることにしよう。
(道の駅都農から都城までの道のりはまった思い出せない。。。ちなみに、狭い林道や畦道を走りまくっていた)
気になったスポットは「檍神社」(あおき、と読む)
どうやら「おっぱい水」が有名とのこと。
それはそれは、実際に確かめるしかないだろう。
駐車場にラフェスタを止め、さっそく神域へGO!!
想像のとおり、こちらの「檍神社」は安産のご利益があるとされている。
社殿の奥に、目的のおっぱいは鎮座していた。
あぁ、なんとも神々しい・・・
人が来るとセンサーが感知して、自動的に水が噴きでる仕組みだ。
まさしく聖水である。
穢れにまみれたぼくは、この光景に感極まって不覚にも感涙してしまった。
神よ、この出会いに深く感謝申し上げる。。。
・・・さて、今回は区切りがいいのでここまでにしようかな。
まずは第5部、最後までご覧いただきありがとうございました。