(記事作成2022.6.26更新2022.8.20)
九州を車中泊しながら旅行したときに
- この場所は素晴らしい!!
- 死ぬまでに訪問できて本当に良かった・・・
と、心から感じたスポット20カ所をまとめました。
かなり長い記事なので、お時間あるときにご覧ください。
九州の絶景ドライブ・写真スポット20選!!
九州はとても広いので、今回紹介する景色や場所はほんの一部にすぎない。
各スポットごとにぼくの体験記も添えますので、興味ありましたら覗いてみてください。
平尾台カルスト(福岡県)
日本三大カルストのひとつ「平尾台」
青空と大草原にダイナミックな石灰岩、すべてが完璧すぎて言葉が出ない。
ハイジとヨーゼフが戯れていそうな牧歌的情景だ。
想像以上に広大なので、写真好きなら朝から晩までいても飽きることはないと思う。
トレッキングコースが整備されているので、乗り物は駐車場(無料)に置いてとことん歩き回ろう。
山口県の秋吉台・愛媛の四国カルストは「走って楽しい快走路」な部分があるけど、平尾台は乗り物に頼るより自分の足でフィールドを駆け巡るほうが楽しめると思う。
ちなみに、カルストを突っ切る舗装路は、車のすれ違いが厳しい箇所がいくつかある。
事故にはくれぐれも気をつけよう。
補足!!
- ハイシーズンは混雑必至
- とにかく広大なので、満喫したいなら朝から行動開始したほうが吉
『九州一周』車中泊まったり紀行(第1部)「平尾台」
大観峰(熊本県)
九州のド定番スポット「大観峰」
旅番組やツーリング雑誌には、毎年100%特集される熊本県の超人気スポットだ。
この唯一無二の圧倒的スケールの景色は、他県では決して味わえないだろう。
自然の前では人間の存在があまりにもちっぽけで、そこはかとない無力感に襲われる・・・
眼下には、規則的に並べられたテトリスのような田園風景。見ていてとても心地良い。
とくに、ライダーなら心が躍り興奮しまくりの快感を味わえること間違いなしだ。
補足!!
- 大観峰の展望台にはお土産やさんがあります。
- 夏の朝夕は気温・天気急変に注意!!
- シーズンは激混みです。。。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第3部)「大観峰・阿蘇パノラマライン・草千里ヶ浜」
阿蘇パノラマライン(熊本県)
「ここは日本ですか・・・??」
と、思わず目を疑ってしまうほどの荒涼とした中岳の山影が出迎えてくれる阿蘇パノラマライン。
現在は無料解放されている展望抜群の山岳道路。大観峰と並び、阿蘇のドライブ・ツーリングの定番ルートだ。
こんなにも次から次へと圧巻の情景が繰り出されると、バッテリーがいくつあっても足りないぞ。。。
緩やかなコーナーの先にはどんな風景が待っているのだろう・・と、ワクワクしながら走ることができるので、運転好きには本当に堪らない。
上りと下りで景色の表情が変わってくるので、ぜひ何往復もして絶景を満喫していただきたい。
捕捉!!
- 冬は凍結するのでライダーは気をつけて!!
- コーナーに路駐している車・バイクに注意!!
『九州一周』車中泊まったり紀行(第3部)「大観峰・阿蘇パノラマライン・草千里ヶ浜」
草千里ヶ浜(熊本県)
「きっと、天国ってこういう場所なんだろうな」
緑の絨毯が敷きつめられた中を放牧馬が草を食んでいる光景を見たとき、率直にそう思った。
火口跡なので、お椀状のなだらかな窪みが特徴的だ。
池ほとりで馬が佇む情景はなんとも神秘的で、時間が止まっているかのような錯覚を覚えた。
乗り物は駐車場に止めて、この天界を心ゆくまで散策してみよう。
阿蘇の素晴らしい景色は数えきれず、なにせ広大なので1〜2日で遊びきるのは無理だ。
「死ぬまでに訪れたい」は決して誇張表現ではないので、ぜひご自身の目で確認して頂きたい
『九州一周』車中泊まったり紀行(第3部)「大観峰・阿蘇パノラマライン・草千里ヶ浜」
俵山峠(熊本県)
県道28号線の旧道に眺望抜群スポットが隠されている。
あいにく曇天模様だったので100%な全景を拝むことはできなかったが、南阿蘇のカルデラ地形には眼福の連続だった。
訪れる人は皆無だったので、この雄大な景色を独り占め。贅沢な時間を過ごすことができた。
曇りの天気にもかかわらずこの絶景。
快晴だったら、とんでもない光景が広がっているのだろうな。
ミルクロード・パノラマラインなどの有名路も良いけれど、ある種の侘しさや寂寥感に浸れる旧道も味わい深いと思う。
時間が許されるなら、新道でサクっと通り抜ける前にぜひ立ち寄ってほしい。、
捕捉!!
- 道路上にタイヤ痕あり。夜は走り屋の溜まり場なのか??
- 浮き砂・落石あり。運転は気をつけて!!
『九州一周』車中泊まったり紀行(第4部)「俵山峠・上色見熊野座神社 」
檍(あおき)神社(鹿児島県)
その昔、イザナギノミコトが禊をされたと伝えられている檍神社。
田園地帯にひっそりと佇む鳥居に懐かしき日本の情景を垣間見た。
境内には御神水の「おっぱい水」が噴き出している。
どうも、安産のご利益があるらしい
建国して2600年以上もの間、一度も滅ぼされたことがない世界で唯一の国、日本。
この神秘は、これからも永遠に護ってゆかねばならない。
捕捉!!
- 九州で2番目のバイク神社です!!
- 無料駐車場、あり!!
『九州一周』車中泊まったり紀行(第5部)「クルスの海・檍神社」
都井岬(宮崎県)
日本で都井岬にしか生息していない御崎馬。
丘陵をのんびり過ごす様子はなんとも微笑ましい。
現在の頭数は約100頭ほど。
当然、餌やり・お触りは厳禁なので訪問の際は注意しよう。
天気・時間帯によっては、パソコンの壁紙のような風景を見ることができる。
都井岬は走りを楽しむスポットではない。1日かけてフィールドを歩き回り、ぜひ素晴らしい景色を探していただきたい。
捕捉!!
- 道路は馬優先!!(速度出しすぎ厳禁)
- 餌やり・お触り絶対NG!!
- 保護協力費(車400円、二輪100円)
- ゲート開放時間
4〜9月(8:30〜18:00)
10〜3月(8:00〜17:30)
都井岬について|串間市観光物産協会サイト
『九州一周』車中泊まったり紀行(第6部)「志布志・都井岬」
本土最南端、佐多岬(鹿児島県)
突端好きなら必ず目指すであろう佐多岬。
ガジュマルが出迎えてくれる南国パラダイスな雰囲気は、実に爽やかで心地がいい。
快晴でモヤが一切ない日には、水平線上に硫黄島や屋久島を望むことができる。
ここまで無事に来れた安堵感と踏破の夢を実現させた充実感は筆舌に尽くしがたい。
たぶん、ぼく以外の人たちも同様な感覚に浸ると思う。
園内の散策路に沿っていくと秘境的なビーチがあるけれど、数時間経っても降りてくる人はいなかった。
こんな最高な場所を気付かないのは勿体ないぞ。。。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第7部)「本土最南端佐多岬」
桜島(鹿児島県)
今もなお噴煙をモクモク吐き出している姿に地球の息吹と鼓動を感じられる、鹿児島の桜島。
桜島には4000名以上の島民が住んでおり、火山と上手に付き合って暮らしている。
火山灰を活用した農作物は有名で、実際に食べてみたけど、これ絶品なり。
桜島を一周(54km)するのに時間はかからないけど、乗り物は駐車場に置いて島内をゆっくり散策するのがオススメだ。
動乱の幕末に散った偉人たちは、どんな思いで桜島を眺めていたのだろう。。。と、いろいろな思いを巡らせてしまうのだ。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第8部)「雄川滝・桜島」
知覧 特攻平和会館
平和がいつまでも続くと勘違いしている脳内花畑な日本人にこそ訪れてもらいたい。
戦争に負けた日本はアメリカの属国となり主権を失った。
一般市民からは『国を護る』という概念が消え、自国に無関心・無気力な売国政治家が幅をきかせている。
この情けない現状を英霊が見たらどんな気持ちになるか、あなたは一度でも考えたことがあるか?
平和は訪れるものではなく掴み取るものだ。
隊員がどんな思いで飛び立ったか、どうすれば国を護れるか・・・一人一人が真剣に考えてほしい。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第9部)「知覧特攻平和会館・開門トンネル」
開門トンネル(鹿児島県)
トンネルに入った瞬間「あ、これはヤバイわ」と全身総毛だった。
ハイビームにしてもトンネルの出口がまったく見えず、ただただ怖かった・・・
照明がない全長777mをヘッドライトだけを頼りに進むしかない。
待避所も2カ所しかなく、対向車と鉢合わせようもんなら・・・もう目も当てられない
トンネルの中間点は天井が吹き抜けており、ここが唯一の安息場所だ。雰囲気だけはムダに良い。
噂では霊が出るらしいけど、真偽のほどは定かではない。
トンネル内の走行はラフェスタでもかなり気を遣ったので、大きい車だと通行はかなり厳しいと思う・・・
行かれるさいは、くれぐれもお気をつけてください。。。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第9部)「知覧特攻平和会館・開門トンネル」
ドラゴンロード(長崎県)
うねりが強烈な4連続ヘアピンコーナーが特徴的なドラゴンロードは、運転好きな人なら訪れるべきだろう。
距離にして9.6kmの道路だけど、カーブの部分はほんの一瞬で過ぎてしまう。
見晴台でUターンして上りと下りを何往復もしてドライビングを楽しんだ。
雲仙市には「仁田峠」もあるのでドラゴンロードとセットで周り、名湯に浸かって1日を終える。
これ、大人の贅沢な時間の使い方なり。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第12部)「ドラゴンロード・仁田峠循環道路」
南串山の棚畑(長崎県)
雲仙グリーンロードより眺められる石積みの段々畑、南串山の棚畑。
棚畑は800枚ほどあるらしい。
雲仙グーリンロード沿いには駐車スペース・展望台があり、晴れた日は湾越しの長崎市まで望むことができる。
このスケールでの段々畑は、関東ではなかなか見ることができないと思う。
島原半島は、海あり山ありの風光明媚な景色がたくさんある。
1日だけでは周りきれないので、ぜひ数日滞在して納得いくまで絶景を見つけていただきたい。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第11部)「平成新山・大三東駅・南串山棚田」
長崎原爆資料館・平和記念像
無抵抗の市民を的にかけ大虐殺したアメリカ軍。
この事実だけは決して忘れてはならない。
米は同盟国だから付き合わざるをえないけど、知れば知るほどアメリカ政治は想像以上に冷徹で、他国の諍いを干渉し焚きつけるなど間違った判断を往々にする。
アメリカ=正義、という固定観念は今すぐ捨てるべきだと思う。
施設内には「核廃絶」を訴えるポスターがいたる所に貼られていた。
現時点で最強の威力を誇る兵器がこの世から無くなる日は、果たして訪れるのだろうか。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第13部)「平和公園・浦上教会・馬込教会」
長崎 教会巡り
長崎県は、全国でも最多の133カ所ほど教会が点在している。
関東にも信徒のための集会所等はあるけれど、ここまで立派な外観の教会は人生で初めて見た。
教会内は「無音」の世界。
外の世界と隔絶され、シーンと静まりかえった空間は重厚且つ高潔に満ちている。
マリア像に心の中で祈りを捧げてみると、不思議と体が軽くなり気持ちも前向きになったような気がした。
ただ、あくまでも信徒の祈りの場なので、訪問するさいはマナーに十分配慮して見学していただきたい。
川内峠(長崎県)
全長6.5kmしかない短い峠道だけど眺望は抜群で、海原に浮かぶ島影を望みながら走ることができる。
ここは、乗り物を止めて自分の足で絶景を探してみよう。
小高い丘を天辺まで登ると、眼下には紺碧な五島灘に散らばった島々が織りなす情景が広がっている。
走り目的だと拍子抜けするけれど、写真目的で行くなら大満足すると思う。
東京ドーム6.4個分もの広さを誇るので、ゆっくりじっくり散策してシャッターチャンスを狙ってみよう。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第14部)「黒崎教会・本土最西端、神崎鼻・川内峠」
生月サンセットウェイ(長崎県)
生月(いきつき)と読む。
遣唐使・遣隋使が大陸から帰還するときに立ち寄り「ホッと一息」ついたことから「いきつき」と呼ぶようになった。
東シナ海と屹立した絶壁に挟まれながら走ることができる快走路だ。
車のCMにも使われるくらいなので、運転好き、とくにバイク乗りなら最高に気分高まると思う。
長崎県にはアッと驚くようなスポットがたくさんある。
面積自体は広くないものの、その中にギュギュっと絶景と魅力が凝縮されていた。
『九州一周』車中泊まったり紀行(第15部)「宝亀教会・生月サンセットウェイ・落合の滝」
浜ノ浦の棚田(佐賀県)
急な傾斜を大小合わせて280枚あまりの棚田が広がる、佐賀県の中でも人気な写真スポットだ。
たおやかな水田区画と薄水色をした海岸のコントラストは見事な一言。
駐車場に車を止め、小径に沿って歩いていくとプライベート感満載のビーチが待っている。
海辺から見上げる棚田の情景も、とんでもなく素晴らしい。
今度訪れるときは、水鏡の時期を狙ってみようかな。。。
捕捉!!
- 国道沿いに2カ所、駐車場あり
- 展望台あり
- 佐賀県は絶景棚田スポット複数あり!!
『九州一周』車中泊まったり紀行(第16部)「浜野浦の棚田・杉ノ原展望台」
落合の滝(長崎県)
ネットでも情報が少なく、滝の歴史や詳しいことはまったく分からない。
規模は大きくないがメジャーではなさそう(?)なので、個人的にはお気に入り。
岩陰には数十体もの地蔵がビッシリ置かれており、その光景に思わず後退りしてしまった。
夜に行ったら、確実に気絶していたと思う・・・
糸を垂らしたような繊細な水流が印象に残っている。
なんとも不思議で神秘に包まれているスポットだった。
捕捉!!
- 駐車スペースあり
- 看板もない(目立たない)ので、気付く人はまずいない
『九州一周』車中泊まったり紀行(第15部)「宝亀教会・生月サンセットウェイ・落合の滝」
杉ノ原放牧場(佐賀県)
杉ノ原放牧場を一言で表すと「水彩画で描かれた世界」がピッタリだ。
パステル調の優しい牧歌的な風景は、見る者の心を穏やかにしてくれるだろう。
放牧場へと続く道は、北海道を彷彿させる直線路が伸びている。
ぼくが訪れた6月には観光客も疎だったので、お陰でゆっくり景色を満喫することができた。
水彩画のような情景と海風が心地いい。
タイミングよく牛くんも来たので、思考停止でボーッと微睡むことにしましょうか。。。。
捕捉!!
- 駐車場あり
- 駐車場までの小道はすれ違い無理。運転は慎重に!!
- 見学無料
『九州一周』車中泊まったり紀行(第16部)「浜野浦の棚田・杉ノ原展望台」
北海道〜西日本のスポット!
こちらにまとめています。
ぼくが大好きな写真・ツーリングスポットをまとめた5つの記事!!
九州のステッカー紹介!
こちらで紹介しています。
バイク旅で発見!お土産にご当地ステッカー!「西日本編」
最後に
ぼくが訪問した場所は、九州でもほんの一部の場所だ。
まだまだ知らないスポットの方が多いし、四季によって景色の表情は変わってくる。
ぜひあなたも、自分だけの絶景をお探しに出かけてはいかがだろうか。
九州絶景20選、最後までご覧いただき、ありがとうございました。