(記事作成2020.12.7更新2020.12.9)
前回は、秋吉台オートキャンプ場で天地に挟まれたところで区切った。
これより第4部のたび日記です。
どうぞ(・∀・)/
魅惑の湧き水
「ギャランギャーーーーーー!!!!!」
静寂なキャンプ場に、雷鳴のごとく響く謎のスクリーム。
たぶん鳥の鳴き声かな。
断末魔のような絶叫音をおかげで、眠気は一瞬で吹き飛んでしまった。
朝露に濡れている芝生が、刹那的に現れる朝陽に照らされ、キラキラと宝石のように輝いている。
幻想的な光景のなか、さっそくモーニングコーヒーを飲む。
荷物を手早にパッキングして、いざ出発。
キャンプ場で一緒になったバイク乗りと談笑し、それぞれの旅路へと向かうとしよう。
まずは秋吉台カルストを抜け、別府弁天池へとGO!!
昨日に引き続き、カルスト大地は霧隠れ。
どうせなら、パァーーっと晴れてほしかったけど、こればかりは愚痴ってもしょうがない。
天気の神様はいつも気まぐれなのだからね。
第一目的地は、秋吉台キャンプ場よりほど近いのであっという間に着いてしまった。
(2017年当時は道中の写真をあまり撮ってなかったので、バイク写真はかなり少ない・・・)
日本名水100選の別府弁天池。
池の中に吸い込まれていきそうな透明度・・・。 女神が出てきてもおかしくないくらい神秘的な場所だ。
早朝ということもあり、観光客は皆無。
曇り空で太陽の光が弱かったのが功を奏し、より一層魅惑的な光景を醸しだしてくれた。
湧き水なので、駐車場の近くに水汲み場が設けられていた。
実際に飲んでみたが、爽やかな酸味がありサッパリしていている。
大地の恵みを全身に沁みわたらせたので、さて、次はいよいよ「例の場所に」参るとしよう。
本州最西端、毘沙ノ鼻
今回のツーリングの最大の目的は、本州最西端の到達だ。
ぼくが住んでいる千葉県から遠路はるばる1000km。もう少しで踏破の夢が叶う・・・
県道34、35号線を駆け抜け・・・
ついに来ました毘沙ノ鼻。
初日の豪雨を耐え抜き、
こうして自分の足で現地に降り立ち
バイクという不安定な乗り物で多少の苦労を味わったからこそ、到達の感動はひとしおだ。
天気の神様も祝福しているのか、曇天だった空模様が一気に快晴に転じた。
ちょうど、台湾から旅行に来られた家族連れと一緒になったのでしばし談笑。
写真もお互い撮りあいっこして、旅の情報を交換し合う。
達成感に満たされ、思わず感極まってしまう(台湾のママさんにハンカチを差し出して頂いた笑)
たぶん、車だったらここまで感動しなかった。飛行機や新幹線でもそれは同じだろう。
不自由を精一杯に楽しめた人だけが見える世界観・・・これだからバイク旅はやめられないのだ!!
ここ、日本ですか!?
悲願の毘沙ノ鼻踏破を果たしたので、そろそろキャンプ場へと向かうとしよう。
でもその前に、道の途中にある角島大橋に寄ってみることにしよう。山口県に来たなら、鉄板のツーリングスポットだよね。
それにしても、山口県は絶景ツーリングスポットの宝庫だな。走ってよし、見てよし、撮ってよしの三拍子そろっているので、とにかく楽しくてしょうがない。
海岸線に沿って1時間ばかし走ると、透き通るような碧空と角島大橋がお出迎えしてくれた。
まさしく「これぞ角島!!!!」というくらいベストな情景だ。
たまたま訪れた日が快晴で、たまたま寄った時間が写真を撮るのに最適な順光のタイミング。
ほんと、こんな瞬間に立ち会えたのだから、ぼくはとっっても運が良い!!
橋の長さは1780mなので、バイクだとあっという間に通り過ぎてしまう。
ちなみに通行料無料。何往復もしても飽きないくらい爽快感はハンパじゃない!!!
橋を渡り終えた先には角島海岸が構えていた。
目が醒めるスカイブルーと天国のような白い砂浜。まるで、沖縄や海外のリゾート地のようだ。とんでもなく美しい・・・
気づいたら2時間ばかし惚けていた。いや、それくらいこの景色に心を奪われてしまった。
・・・さて、そろそろ本日のキャンプ場に居を構えるとしようか。
今回お世話になるキャンプ場は、川尻岬キャンプ場。
川尻岬キャンプ場!!!
- 無料!!
- 乗り入れ禁止!!
- ゴミ持ち帰り!!
- 予約不要!!
2020年9月現在、利用中止中とのこと・・・
nanavi.jp
今のところ、ぼくだけの完全ソロキャンプの予感。
地平線場に海原が広がる草地のサイトは、ロケーションは抜群!!
設備は最低限だけど、単に寝泊りするだけならかなりオススメだ!!
安息地を確保したので、さっそく午後の部のツーリングを楽しむとしましょうか。
まずは近くの元乃隅神社を目指そうかな。
さて、区切りがいいので第4部はここまでにしよう。
第4部、最後までご覧いただきありがとうございました。