(記事作成2020.12.9更新2020.12.9)
前回は、川尻岬キャンプ場でテントを張ったところで区切った。
これより第5部のたび日記となります。
どうぞ(・∀・)/
再会
ninjaに積んでいる荷物をテントの中に放り投げる。
時間は、まだ13時を過ぎたばかりだ。
さあ、「元乃隅神社」へと参るとするか。
バイクの駐車場料金は100円らしいが、ぼくが行ったときはなぜか無料だった。
ninjaを停めて歩いてほどなく、断崖にズラッと並ぶ鳥居が待ち構えていた。
鳥居は全部で123基あるとのこと。
青々とした空と海。生い茂る木々。真っ赤な鳥居。
この風景の配色が素晴らしく、写真好きにはたまらないスポットだ。
鳥居をすべてくぐり抜けた先は、ゴツゴツした岩場の絶壁となっている。
平日ということもあり観光客はまばらだ。心地よい陽気なので、しばし微睡むとするか。
ホームページはこちらから↓↓↓
nanavi.jp
気がつくと、西の空がうっすらと色つき、淡いグラデーションを奏でていた。
・・・といっても、テントに戻るにはまだ早い気がする。
どこへ向かうでもなく、何気なしにninjaを始動させ、道のまにまに走るとしよう。
そぞろ走りをしていると、道端に小さな手作りの看板が視界に入った。
目を凝らして見てみると「東後畑棚田」と書いてある。
心のアンテナが触れたので、さっそく向かうとしよう。
クネクネうねった峠道を上った先には、一日のクライマックスに相応しい情景が広がっていた。
向津具(むかつく)湾をバックにした棚田の夕景は、実に見事。
景色に惚けていると、駐車場に見覚えがある1台の車が入ってきた。
そして、運転席から降りるやいなや、
「バイクのお兄さん!!!また会った!!!」
と笑いながら話しかけてきてくれた。
なんと、午前中に毘沙ノ鼻で写真を撮りあいっこした台湾の家族連れではないか!!
こんな偶然、なかなかあるもんじゃない。ってか、よくこの最高な場所を見つけて来れたよね笑
しばし談笑していると、いよいよ夕闇に覆われてきた。
名残惜しいが互いの旅の安全を祈り握手して、台湾の家族連れは長門市内の方へ。
ぼくは市内とは反対方向のキャンプ場へと向かうとしよう。
ぼくは、ミラー越しに微かに映るテールランプに、心の中で「またどこかで・・・」と胸底でつぶやきアクセルを上げて走りだした。
神さま(旧暦だったら)大集合!!!
爽やかな秋風そよ吹く「川尻岬キャンプ場」で、まったり夢心地な朝を迎える。
実は、昨晩キャンプ場に戻ると、バイク乗りのおじさんが天幕を張っていた。
話してみると、まさかのぼくと同じ千葉県から来られたという(しかも、家がそこそこ近い笑)
そんな縁もあり、目指す方向が途中まで同じだったので、しばらくマスツーをエンジョイさせて頂きました。
1時間ばかし併走したら、おじさんは秋吉台へと向かうため国道を逸れていった。
ぼくは「出雲大社」に参拝するため、国道9号線をズンズン北上する。
駐車場にninjaを停めて、境内をお散歩してみようか。
日本人なら誰もが知っている「出雲大社」
でも、実際に訪れた人は意外と少ないのでは??
出雲大社の参拝方法は、二礼四拍手一礼となっている(だいたいの神社は、二礼二拍手一礼だよね)
ちなみに、事前知識として「神話」「古事記」などの書物に目を通しておくと、より一層参拝を楽しむことができるので参考までに。
重さ5.2tの注連縄は、想像以上にデカかった。
注連縄の真下にヒトがいるのだが、大きさの対比がお分かり頂けただろうか・・・
境内をくまなく見学していると、今自分が住んでいる「日本」という国は、とてつもなく素晴らしい国なのだと改めて実感した。
建国して2000年以上も一度も滅ぶことなく繁栄してきた国家は、世界で日本しかないからね。
(出雲大社のホームページはこちらから↓↓↓)
izumooyashiro.or.jp
この参拝をきっかけに、日本という国についてもっと知りたくなった。「国生み」について書物をもっとかき集めてみよう。。。
さて、身と心が清らかなったので、そろそろ本日のお宿に向かうとしましょうかね。
フルスロットル坂・・・?
出雲大社を後にしたぼくは、車のCMで有名になった「ベタ踏み坂(江島大橋)」に行ってみることにした。
ちなみに今日はホテル泊。チェックインが20時なので、遊ぶ時間はまだまだある。
島根県の海岸沿いには無料の高速道路が敷かれているので、移動はかなり楽チン。
さて、目的地到着。
駐車場はないので、近くのコンビニに短時間だけ停めさせてもらった。
パンフレットの写真は、おそらく600mm単焦点レンズとか使ってんじゃないかな??
300mmを使っているぼくは、これが限界だ・・・
撮り方によっては、天へと昇るような絵を写すことができると思う(でも、多少のレンズスペックが必要かも)
ひっきりなしに車の往来があるので、夜間は長時間露光で撮ると幻想的な一枚に仕上がるだろう。
関東ではなかなかお目にかかれない、珍しい造形の橋だった。
橋を何往復か走ってみたけど、バイクだと急勾配な感覚はそこまで感じなかった。
でも、自転車だとかなりしんどいかもね。特に、下り坂はヤバそう笑
ひととおり堪能したので、予約していたホテルに直行するとしよう。
今宵は久しぶりのフカフカベッドだ。
テント泊も良いけれど、数日に一回は快適空間に包まれたい。
それに、地方の市街地にあるビジネスホテルは、無性にワクワクしてしまうのだ・・・
明日はninjaを休ませ、ちょっとした電車移動をしてみようかな??
さあ、区切りが良いので今回はここまで!!
まずは第5部、最後までご覧いただきありがとうございました。