
(記事作成2020.9.8 更新2020.9.9)
プライベートなことだが、令和2年はとにかく忙しない。
引越しをして、転職を見据えた自己研鑽に勤しみ、家事に追われる毎日を送っている。
環境が変わってしまうと必然的に、全力で趣味に費やせる時間はググッと限られてしまった。
そんななか、お盆の週にやっとこさ、制約からようやく解放されメンタル的に余裕が生まれた日を作ることができた。
このタイミングを逃せば、次はいつ乗れるかわからない

天気予報を見たら、関東は相変わらずの35℃を超える酷暑。これじゃ、暑すぎてツーリングどころじゃない・・・
じゃあ、どうするかと考えたら
「標高がある場所なら、少しは暑さも和らぐだろう」
と思い立ち、信越地方の地図を広げる。
すぐさま目的地は「長野県」に決まり、有名なツーリングスポットのビーナスラインを候補にあげるも、
「どうせなら、ライダーがいないスポットに行きたい・・・」
と、天邪鬼根性が湧きだしたので、バイク乗りがあまりいなさそうな「八方尾根」に狙いを定めた。

仮眠をとって、いつもの夜出発。
身支度を整えて、いざ!!!
ちなみに、気温は28.8℃の熱帯夜・・・

どのような風景が待っているのか?
どんなワクワク体験ができるのか?
さあ、夏の思い出を刻みに、いざ参らん!!!

武漢肺炎の影響
成田ICより東関道へと飛び乗る。
宮野木JCTで京葉道へと分岐し外環道へと抜けるとしよう。
大泉JCTで関越道に入り、まずは高坂SAにて一服。
それにしても、お盆の時期なのに、こんなに疎らな交通量は人生で初めてだ・・・
いつもなら、帰省でごった返す高速道路の下り線は恐ろしいほどにガラっガラ。
初頭から混乱と恐怖に陥れた「武漢肺炎」の影響がモロに出ているな・・・

深夜ラーメンを楽しみにしていたけど、麺類は「啜ることで飛散云々」ってことで販売中止になっていた。
さすがに「やりすぎだろ・・・」と思いつつ、限られたメニューの中で、無難な豚汁定食をいただいた。

閑散とした店内でムシャムシャと1人夜食を頬ばる。
いやはや・・・
コロナの恐怖だけを煽って報道するメディアの罪は大きすぎる、と、つくづく感じてしまった。
暑さの「質」が全然違う!!!
藤岡JCTで上信越道へ分岐する。
高速道路上で群馬県の県境を跨ぐ。
そして、長野県に突入すると、関東のモアっとする湿気まみれた暑さから徐々に解き放たれていく。
更埴JCTで長野道へ合流し、10分ほど走って長野ICで降り下道へ。
5:00
ここから本格的なツーリングが始まる!!

まず初めに感じたことが、関東と比べると長野の暑さの質の違いに驚く。
湿気がないぶん空気がカラッとしていて、とっても爽やかで清々しい。

国道19号線から県道31号線へと折れ、信号がほとんどない快走路をひた走る。
気温は21℃で、とっても快適ツーリング。

道すがら、進行方向の右手に、ふと気になった景色が現れたのでninjaを停めてみよう。

青々とした稲が風でそよぎ、遠くからはセミが響き鳴いていた。
こういった夏の風物詩に身を任せると、心がとっても落ち着きホッと安らぐ。

朝方は雲が先行しているけど、これからどんどん快晴になってくるだろう。
目的地までは、あと40分ばかし。
さあ、八方尾根へと向かうとしよう!!
眼下に広がるアルカディア
長野ICから八方尾根までの道のりはこんな感じ。
県道31号線から、ペンションが建ち並ぶ和田野の森を抜ける。
ここから「カフェテリア黒菱」までの全長9kmの舗装林道が「黒菱ライン」と呼ばれる絶景路。

運転は、すれ違い困難で見通しが悪いコーナーが連続しているので注意が必要!!

「黒菱ライン」の入り口はペンションが建ち並び展望は望めないものの、グングンと峠道15分ほど駆け上ると、息を飲む光景が眼下に広がっている。

天へと伸びる狭路から視線をずらすと、たたなづいた白馬のダイナミックな山々に圧倒されてしまう。

遮蔽物がないので心地良いが、ときおり吹く風が少し冷たい。
写真の下のほうに白く点々と並んでいるのはテント。調べたところキャンプ場のようだ。

標高を上げるにつれて、どんどん肌寒くなるのを感じた。

遠くに見える山肌には残雪があり、夏と冬の真逆な季節を一緒に見られる不思議な光景だった。

スキー場の麓から伸びるロープウェイのケーブルと夏雲が映える。
緑と青のコントラストが美しい。

交通量は極少なので、じっくりと景色を堪能できる。
なんとも至極な空間だ。

ライディングをズッポリ堪能したので、ここからはninjaを降りて、自分の足で大地を踏みしめてみることにしよう!!
・・・さて、まずは区切りがいいので今回はここまで!!
まずは第一部、最後までご覧いただき、ありがとうございました。