(記事作成2022.8.9更新2022.8.14)
- 煽り運転にあったらどうすれば良いの??
- 安全運転の意識を高めていきたい・・・
- 事故に遭う確率を下げたいけど、何か方法ある??
- 交通アクシデントを事前に予測したい・・・
このような疑問にお答えします。
ぼくが車・バイクで走っているときに意識していることや、交通心理学で学んだことを中心に、交通トラブルの確率を減らす運転方法を紹介させていただきます。
不毛なトラブル回避の術は、ドライブ・ツーリングが好きな人は知っておいて損はないでしょう。
とても長い記事なので、目次欄より気になる項目からお読みください。
『安全運転』交通トラブル・事故を減らす方法とは?
完全自動運転になるまではもう少しかかるので、それまでは判断・思考・危険察知をすべて人間が決めなければならない。
近年はドライブレコーダーの普及で『ヤバい人』が晒されるが、人の振り見て我が振り直せの意識で自分の運転も見つめ直してはいかがだろうか。
危険感受性を高める
危険感受性とは
「なんとなくヤバいかもしれない・・・」
「なんか不気味だな・・・」
と、危ない雰囲気を感じとる・アクシデントを察知する能力のこと。
この感受性が低すぎるドライバー・ライダーは、事故を起こしたり誘発する確率がグッと高まる。
たとえば
- 自分の行動によってどんな結果が待ち受けているかを想像できない人
- 危ない雰囲気を察する直感力がとても乏しく鈍感な人
- 「危険」だと感じる意識がまったくなく、自意識過剰な人
は、運転以外でもとんでもない事故を起こす可能性が高い。
運転をするなら、街中のどこに危険が潜んでいるかを考えならハンドルを握らないと悲惨な結末をむかえる事になるだろう。
どうすれば危険感受性を高められる??
いちばんはたくさんの路上経験を積むことだが、自宅でも簡単にできる方法がある。
それが、YouTubeにある事故動画を見ることだ。
さまざまな事故動画を見ることで事故のパターンを知ることができる。
お手軽、且つ、とても効果的な方法だ。
動画を見ることによって
- 追突事故の予兆
- 巻き込み事故のパターン
- チャリダー・歩行者の予想外な行動
- 交差点での注意ポイント
など、事故が発生した原因と結末の一部始終見ることができるので、かなり強烈な事故防止の教材となるだろう。
どのようにして事故が起こるのかを頭に叩きこむことで、実際に運転するときに
「このシチュエーション、昨日見た事故動画に似ているな・・・」
と思い出し、危険を遠ざける行動を取るようになる。
『予想外の事故』は知識がなかったから対処できなかった可能性が高い。
いまの時代はたくさんの事故動画が配信されているので、これを活用しない手はないだろう。
少しでも多くの『予想外の事故』を吸収して、それを自分の運転の教訓としよう。
事故防止にとても参考になる動画を配信されているのは「上西一美氏」
事故の経緯を論理的に解説されているのでオススメだ。
ぜひ、チャンネル登録をして危険感受性を高めていただきたい。
自分のため、そして歩行者・自転車を守るためにも知識を取り入れ勉強していこう。
運転が優しい人の行動を真似る
他人に優しい運転をしているドライバーの動画を見て実践する。これもかなりオススメだ。
この、上手な人の運転を真似る行動を「モデリング」と呼ぶ。
たくさんの動画のなかでいちばんタメになる動画は「TKO」さんの譲り合い動画かな。
トラックのドライバーがどのような運転をしているかを知るきっかけになるだろう。
今回紹介させていただいた「上西一美氏」「TKO」さんの動画を見れば、かなりの知識を得ることができる。
安全意識を高めたければぜひご覧になってください。
徹底的に孤立する
道路上で孤立する。これは事故回避の鉄則だ。
つまり、自分の周囲にだれもいない、ひとりぼっちな状態になることを心がけよう。
事故は自分がどれだけ気をつけていても理不尽的に引き起こされる。
できる限り自分以外の車両・人からは距離をおいたほうが無難だ。
しかし、街中だと100%の孤立状態をつくるのが難しい場面もあると思う。
そういうときでも、できるだけ速度を調節したり車間距離をとるなどして、意図的に自分の前後左右とクライアンスを保っていこう。
人間関係にも言えることだが、たくさんの人が集まるような場所ではトラブルが発生しやすいだろう。
交通社会も同様で、密状態のところでは事故や不毛なアクシデント遭遇率がグッと高まる。
そうならないためにも、
- できるだけ交通量が多い道を避ける
- 渋滞が発生しやすい時間帯は運転しない
など、少しでも孤立状態が作りやすい環境を選び事故の確率を下げる努力はしていこう。
車間距離はどれくらいとればいい??
本や実体験をもとに紹介すると、前を走る車とは最低でも4秒以上の間隔を空けている。
よく○○m以上空けると聞くけど距離を目測するのはかなり難しいので、時間のほうがタイミングを測りやすいと思う。
4秒以下だと車間距離が狭いため、とっさの急ブレーキ対応に遅れがちになり追突事故を起こしがち。
はんたいに、数十秒もガッツリ空けると自分の後ろを走る車に「遅い・・・!!」とストレスを与えてしまうので、何事もほどほどな距離感を保つように意識してみよう。
4秒の間隔は、ふつうに走っているとき・渋滞しているときも実践している。
前を走る車両と間隔を空けておけば追突防止はもちろん、合流車両を譲ることもできるので円滑な交通を促すことができるだろう
感情をコントロールする
これができない人は運転をしないほうがいいと思う。
運転の適性がゼロなのでとても危険な存在になり得る。
ドライブレコーダーが普及したこのご時世に煽りをする人はふつうじゃないので論外だ。
しかし、煽りを受けた側にも人間的にとても残念な場合がある。
感情コントロール その壱
後ろの車が急接近してきたら、さっとハザードを焚き左に寄せて先にいかせよう。
よほどのキチガイじゃなければ、これでほとんどは解決する。
ドライバー・ライダーは前方だけではなく、後方にも意識を張り巡らせる必要があるのは意識しておこう。
煽り運転をされて、いちばんやってはいけないのは
- ブレーキを踏んで警告をする
- 抜かされたあとにパッシングをして注意を促す
- クラクションで意思表示する
など、余計な正義感によるワンアクションをしてしまうこと。これは最悪だ。
この「ムカついたから仕返ししてやろう」の根性を持っている人も、自分では気付いていないだけで、かなりの危険運転予備軍だと思う。
ドライブレコーダーが普及した現代でも危険運転をしてしまう人は、ちょっと異常なので道理はまったく通じない。
理不尽かもしれないが、そんなブッ飛んだ相手にはこちらが大人になってあげよう。
感情コントロール その弐
煽りを受けたら恐怖を感じ、あまりの理不尽さにイライラするかもしれない。
そういうときは相手のドライバー・ライダーを、日本語が通じない豚か原人だと思ってしまおう。
言葉が通じない相手に怒ってもしょうがないので、そのうちにイライラも収まるはずだ。
この感情抑制のことをカタルシス・空想効果という。
たとえば
「あぁ、後ろから豚さんが接近してるわ」
「おっ、死に急いでやがるな。関わらんとこ・・・」
とひとり言をブツブツ唱えることで抑制効果があるので、ぜひお試しあれ..
感情コントロール その参
世の中にはいろいろな人間がいることを理解し、こちらの正義を貫かない。
これも感情コントロールのひとつだ。
たとえ、
- 追い越し禁止のイエローカットをされる
- 急に割り込まれる
- ウインカーを出さずに車線変更
をされても
「まあ、そういう人もいるよねー」
と達観するのもオススメだ。
こちらに被害がなければ、相手が違反してようが自爆しようが勝手にどうぞ・・・と、ある種の他人への無関心さを心得たら怒りの感情なんてわいてこないだろう。
視点を散らす・一点だけを注視しない
運転するときは、一点のみをずっと見つめず前後左右・斜めなど、危険が迫っていないかを常に把握しておく必要がある。
後続車に気をつけておけば速い車が近づいてきたことを察知できるし、トラブルの種を未然に刈り取っておくことにも繋がるからだ。
左右に気を配ることは歩行者はもちろん、すり抜けライダー・暴走自転車の存在にいち早く気付くことができるので、ヒヤリとすることを減らせるだろう。
目だけではなく首・体全体で確認する
交差点の右左折・車線変更のさいは、目だけを動かすのではなく、首・上体全体を使って安全確認しよう.
「見ているつもり」ではなく「確実に安全確認して見る」を徹底して、漫然的ないい加減な行動は慎もう.
シートにふんぞり返って運転している人がいるけど、ほんと自殺行為なので絶対にNG。
あれはいつか事故ります。
まとめ
今回のことをまとめると、
- さまざまな事故パターンを知る
- まずは「上西一美」「TKO」さんの動画を参考にしてみよう
- 混雑・渋滞するような道は避ける(孤立状態をつくる)
- カッカせず感情を抑える術を知る
- 激昂しそれが運転に現れると、あなたも危険運転予備軍です
- 一点だけを注視せず、前後左右に気を配る
という具合か。
完全に事故を防ぐことはできないが、事故の確率を低くする運転の方法はある。
それを知ってるか否かで大きな差になるので、興味あるなら交通心理学の本を見るのもいいだろう。
自分を守る知識をたくさん取り入れましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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