そぞろ歩きな日々

自分の目で見たもの・体験したことだけを伝える雑記ブログ

『九州一周』車中泊まったり紀行(第14部)「黒崎教会・本土最西端、神崎鼻・川内峠」

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(記事作成2021.7.12更新2021.7.12)

前回は、馬込教会を見学したところで区切りました。

これより第14部のラフェスタ車中記です。

どうぞ。

 教会巡り(黒崎教会)

風光明媚な国道202号線を、佐世保方面にグングン北上していく。

 

海上には軍艦島を望むことができた(なにかと隣国騒ぎ立てているが。。。)

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途中の道沿いに「黒崎教会」が高台にひっそりと佇んでいたので、ちょっと寄っていくとしよう。

 

閑静な黒崎地区の一角にある、赤レンガで積み上げられた美しい教会だ。

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黒崎教会の詳細!!!
  • 見学時間9〜17時
  • ミサや結婚式のときは見学不可
  • 見学無料(献金箱があるので少額寄付を!!
  • 教会内部は写真NGです!!

教会の中はシーンと静まり物音ひとつしない。まさに無の世界。

 

夕刻時の太陽の斜光がステンドグラスを照らす光景は、天使が降り立ってきそうなくらい神々しい・・・

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周りに誰もいなかったので慈悲深きマリア像に跪き、ひたすらに祈りを捧げる。

 

信徒ではないけれど、教会に訪れるだけで心の穢れがはらわれるようだ。。。

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黒崎教会を後にして、まったりゆっくり佐世保市内へとラフェスタを進ませる。

 

海から離れ、山間部を縫う峠道を駆けあがる。

途中に風呂に入りご飯を食べ、22時に「道の駅させぼっくす」に到着した。

明日は、いよいよ本土最西端に到達する予定だ。

シュラフに包まり地図を眺めていると、無意識のうちに夢の世界に誘われていたのでした。

 

 

 日本本土最西端!!!

朝6時、起床。

車外に出ると、上空は日本晴れが広がっており爽やかな風がそよいでいる。

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やっぱり、出発するときに快晴だとテンションが上がるね。

今日も良い日になりそうだ。

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渋滞を避けるために国道は避け、交通量が少ない県道を使って「神崎鼻」へと向かうとしよう。

 

市街地を抜け、郷愁あふれる漁村集落を縫うように走っていく。

 すれ違いにヒヤヒヤする道だ。

ここを通る人は地元住民と、一部の「先端好き」くらいだろう。

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無料の駐車場にラフェスタを止め、遊歩道を5分ほど歩くと・・・

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最西端のモニュメントが現れる。

 

正真正銘、ここが本土でいちばん西に位置する場所だ。

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対岸に見えるのは韓国・・・ではなく、長崎県の平戸島だ。

 

でも距離的には、水平線向こう側たったの150km先は異国の地だと思うと、いろいろと感慨深い。

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2016年に北海道をツーリングしてから「いつかは本土四端を踏破する」と心に誓って早5年がたった今、ようやく夢を叶えることができた。

 

到達証明書を郵便局でもらい、ぼくの「先端巡り」も一段落したかな。

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北海道でもらった最北端・最東端の証明書と合わせると、ひとつの絵が完成する。

 

・・・あぁ。ここまで事故・トラブルなく来ることができて本当によかった。。。

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ちなみに、ご当地ステッカーもある。

関連記事はこちらにまとめてあるので、どうぞご覧ください。

神崎鼻の詳しい情報は、佐世保市のホームページをご覧ください

↓↓↓

www.city.sasebo.lg.jp

訪れる人はまったくいない。

 

トンボ帰りじゃ旅の意味がないので、もう少し「先っぽ」の雰囲気を味わうとしましょうかね。

 

 

草原を駆け抜けろ!!! 

 北九十九島をガッツリ見渡せる展望台で、コンビニで買ったおにぎりを食べる。

 

平日のためか、本当に人がいない。恐ろしいくらいに無人な集落だ。。。

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海上に島が浮かぶ光景は、関東ではまず見られないだろう。

 

島の密集度では日本一とのこと。

宮城県の松島とはまた違う情景に、ただただ眼福だ。

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海と島々が成す風景に時間を忘れるほど見惚れていた。

・・・さて、満足する写真も撮れたし、そろそろ他の場所に移りましょうか。

 

  地図を見てみると、地形的に平戸島の「川内峠」がおもしろそうだ。

「これ、ほんとうに峠道に出るの??」と不安になるほどの住宅街を通り抜ける。

 

疑心を抱きながら走っていると、突如、視界がパアーっ開け解放感ある草原がラフェスタを出迎えてくれた。

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標高260mほどの小高い丘陵を駆け抜ける「川内峠」

 

峠の全長はたったの6.5kmなので、ただ走るだけだと20分もかからない。

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「川内峠」の魅力は、実際に歩かないと気付かないだろう。

 

道路からの風景は単調で、ワインディングを堪能目的なら拍子抜けすると思う。

 

駐車場に車を止めて、丘を散策しないと素晴らしい景色は望めない。

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4時間ほど草原を歩きまわり、昼寝をはさんで写真を撮りまくった。

 

丘の頂上から景色の全体を見渡してみると、紺碧な入江と島影の美しさに息をハッと飲む。

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宮崎県の都井岬にも引けをとらない大草原だ。

 

パソコンの壁紙のような情景に興奮し、何百回とシャッターを忙しなく切ってしまう。

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ほとんどの人は駐車場からの景色に満足して帰っていた。

丘を上りてっぺんからの景色を見ずに車に戻るのは、とっても勿体ないことだ。

 

時間はたっぷりあるので、草原を三脚を背負ってくまなく散策した。

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納得いくまで写真を撮れたし、ちょっとした冒険も堪能できたので悔いはない。

 

九州各県をドライブしてきたが個人的には、長崎県は見所がたくさんある魅力的な県だと思う。

面積は47都道府県で37位と小さい県だが、そこに絶景がギュギュっと詰まりまくっている。

 

さて、心が満たされたので、そろそろラフェスタに戻るとしようか。。。

今回は区切りがいいのでここまでにさせて頂きます。

第14部、最後までご覧いただきありがとうございました。