そぞろ歩きな日々

自分の目で見たもの・体験したことだけを伝える雑記ブログ

『体験談』動物の専門学校の学費・難易度・就職先など徹底解説します

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(記事作成2021.7.7更新2022.6.6)

  • 動物関連の専門学校って、どんな雰囲気なの??
  • 楽しい??
  • どんなことを学ぶの??
  • 就職先は??

 このような疑問にお答えします。

 

あくまでもぼくの体験談ですが、進学先に動物系の学校を検討している方の参考に少しでもなれば幸いです。 

 

 動物の専門学校の学費・難易度・就職先解説

 動物の専門学校は、ITやプログラミングの学校に比べると少ないので、意外とマイナーな進学先かもしれない。

 

ちなみに、ぼくは全国に姉妹校があるそこそこ大きな専門学校に通っていた。

入学から卒業に至るまで体験した一部を紹介していくので、どうぞご覧ください。

 

 

どうやって学校を探したの??

インターネットで、雰囲気とカリキュラムが面白そうな学校を探しまくった。

たとえば、

  • 茨城 動物専門学校
  • 動物園 飼育員 専門学校

って具合。

 

ちなみに、動物の専門学校は主要都市に集まっているので、田舎に住んでいる人は引っ越しをしてアパートを借りたり学校の寮に入ることになる。

 

 

気になった学校を見つけたら??

電話・メールにて資料を取り寄せよう。

 

だいたいの学校は、体験入学・オープンキャンパスがある。

ぜひ一度は学校に足を運び、どんな雰囲気か自分の目で確かめたほうが良いと思う。

 

 

入学試験はどんな感じだった??

学校それぞれに試験方法は異なるが、あくまでもぼくが体験したことを紹介させていただく。

 

試験は、面接1回だけ。筆記試験は一切なかった。

聞かれたことは、

  • この学校を選んだ理由は??
  • 将来の夢は??
  • どんな動物の仕事に就きたいの??

っといった、とても簡単な質問だった。

 

あらかじめ郵送した入学願書に書いたことをもとに、1対1の対面形式で5分くらいの軽い雑談で終わった。

 

まあ、学校によっては突っ込んだ質問もあろうが、大学のセンター試験や就職面接のような堅苦しいものはないと思われる。

 

 

入学金は??

学部や希望する専攻によって費用は違ってくる。

ぼくの学校は2年制・3年制で、だいたい年間120〜150万円だった。

 

同級生には、比較的お金に余裕がある家庭の子が多かった気がする。 

 

もちろん奨学金を利用する人もいたけれど、割合的には少なかったかな。

 

 

 

 

学校生活について

ここからは、入学後の学校生活について紹介させていただく。

 

人間関係・期末試験・就職についてなど、いちばん興味があることだと思うので、どうぞ参考までに。

 

 

どういったジャンルの人が多かった??

男女ともに、素行不良のヤンキーや、オラオラの厳つい系はまったくいなかった。

どちらかというと、男女ともに控えめで落ち着いた人が多かったね。

 

(そもそも、オラオラ系は進学先に動物系を選ぶ人はほとんどいないだろう。。。)

 

 

男女の比率は??

その年度によって男女比率にばらつきはあるものの、やはり、男性よりも女性のほうが割合的には多いだろう。

 

ぼくは動物園専攻だったので男もそこそこいた。

それでもクラスの6割以上は女性だったね。

 

トリマー・動物看護師専攻はほとんどが女性だったので、女の人と喋るのが苦手な男は気合で乗り切るしかないだろう。

 

 あとは、海洋系の専攻(ドルフィントレーナー・水族館で働きたい人)もほとんどが女性で占められていた。

 

 

年齢層は??

高校卒業したての子がほとんどだが、なかには20代中盤の方も入学してきた。

 

ぼくの同級生には、

  • 国立大学を卒業したけど、どうしても動物系の道へ進みたかったので入学した人
  • 30歳の元自衛隊の人
  • 社会人だったけど動物の仕事に興味を持ち、イチから知識を取り入れる人

など、人生の先輩もたくさんいた。

 

同年代の人以外にも交流を持てたので、いろいろな話を聞けて本当に楽しかったね。

 

 

授業は??どんな勉強をするの??  

自分が選んだ専攻によって学ぶことは違ってくる。

 

ぼくの専攻は、栄養学・生物学・生理学・動物の種類ごとの特徴・・・・などなど、専門的なものを授業で学んだ。

学校での座学とは別に、動物園や牧場で数日〜数週間の実地研修も年間に数回はある。

 

(この実地研修で「自分は動物の仕事には向かない・・・」と悟った人も複数いる。

理想と現実にぶつかり、好きなことを仕事にするのは楽ではないことを知るのだ。。。)

 

 

ぼくの学校は・・・

学校に飼育場があったので、1週間に1回ほど、授業終わりに飼育作業をすることがあった。

 

重いものを持ったり動かしたりなどの体力仕事が多く、夜の9時くらいまでかかるので、なかなか大変な作業だったね。

獣医師にはなれません!!! 専門学校では「動物看護師」の資格を取ることはできますが、獣医師は無理です。

 

獣医師を目指すなら、獣医学部がある大学(偏差値は最低でも60以上です)に入り、難関の国家試験を合格してください。

 

 

青春は??

人見知りなぼくでも、お互いに「動物が好き」という共通のものがあるので、男女ともに仲良くなるまでにはそう時間はかからなかった

 

もちろん、クラス内でカップルが複数できるのも珍しくない。

 よほどの対人恐怖症でない限り、毎日を無難に過ごすことができると思う。

 

ぼくは、動物と最高の友人・パートナーと出会い、心の底から楽しい学校生活を送ることができました。

 

 

 就職に関して

  専攻によって就職先は変わってくるが、

  • ペットショップの店員
  • 動物園(運が良ければ、みんなが知っている超有名なところでも働けます)
  • 観光牧場
  • 養鶏場・養豚場
  • 生産牧場
  • 動物病院(動物看護師)
  • 介護施設(動物を用いてセラピーするなど)
  • トリマー
  • 警察犬・盲導犬訓練士
  • 猿回し

海洋系だと、

  • 水族館
  • ドルフィントレーナー

というのが一般的な就職先だ。

 

他にも、検疫や玩具や飼料のメーカー、動物保護の団体などなど・・・一般社会ではあまり知られていないお仕事もある。

 

ちなみに、ぼくが携わった仕事はこちらにまとめています。

↓↓↓

 

 

研修を通じて内定をもらうこともある

 動物園・牧場・ペットショップなどは、数週間の実地研修を経て、その作業姿勢や態度の評価が良ければ内定につながることもある

 

といっても、一発目で内定を決める人はあまりいない。

なかには、一ヶ所の動物園に何回も研修に行き本気度を示した人もいた。

 

糞の掃除・飼育小屋の消毒などなど、汚れ仕事もたくさんあるけれど、一つ一つの作業に熱意を持って取り組み、ぜったいに手を抜かないようにしよう。

 

(バレていないと思っても、小さな部分まで細かくチェックされています)

 

 

異業種の仕事に就く人もいる

ぼくの同級生は、動物関係じゃない業界へ就職する人も2割くらいはいた。

しょうじき、入学時の熱意を卒業時まで保っていた人は、かなり少なかったと思う。

 

学校生活を送る上で、

  • 動物は好きだけど、仕事にするのは違う・・・
  • 想像していた業界じゃなかった・・・
  • 動物は、家でペットとして接するほうが良いな・・
  • この業界で働くのは無理だ・・・

と、在学中に方向転換し、違う道へと進む人もいる。

 

その他にも、

「とりあえず卒業はするけど、就職先はまだ決まっていない・・・」

って人も10数人いたし、

「2年間じゃ足りなかった。留学しよう!!」

と、オーストラリアへ単身で修行しにいった子もいる。

 

動物のために・・・動物中心の生活でもまったく苦じゃない・・・って人じゃないと、この業界に長く身を置くことはできないだろう。

 

 

 最後に

在学中に「好きなこと」を仕事にする難しさに挫折したり、「好きなこと」だけでは飯は食えない現実を知った人は多い

人生は、努力したら必ず報われるわけではないし、頑張ってもほとんどは徒労に終わることがほとんどだ。

 

苦労に苦労を重ね、失敗しても諦めなかった僅かな人だけが、夢を掴むことができる。

 

ましてや、命を扱う大事な仕事だ。

人間の甘えは一切許されない厳しい世界だと思う。

 

でも、数多ある仕事の中でも、こんなにも尊い職業はそうそうないだろう。

興味ある方は、覚悟を持って臨んでいただきたい。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。