(記事作成2021.7.7更新2021.7.8)
前回は石積みの棚田を見学し、情緒ある温泉に浸かったところで区切りました。
これより第12部の車中泊の記録です。
どうぞご覧ください。
龍の道
昨日に引き続き、島原半島で唯一の「道の駅みずなし本陣ふかえ」にて車中泊。
天気は、朝は曇りだけど昼過ぎから青空になるようだ。
まあ、事故なくトラブルなく過ごすことができれば、ちょっとした天気の崩れくらい許容できるさ。
昨日は島原半島の海沿いを堪能したので、本日は、雲仙周辺の山沿いを楽しもうかな。
さて、まずは「ドラゴンロード」に行ってみるとしますか。
雲仙の温泉街を抜け県道128号線に折れて10分ほど走ると、グワングワンと曲がりくねった九十九折の道を堪能できる。
豪快にうねったダイナミックな道は、乗り物・運転好きだときっと気にいるはず。
ただ、遠くの景色は山に遮られているため展望はそこまで期待できない。
景色を楽しむというよりワインディングを堪能する、って感じかな。
4連のヘアピンカーブを、ハンドルをグルグル回しながら下っていくのはとても刺激的でおもしろい。
車よりもバイクならもっと楽しめそうだね。
撮影ポイントを探しつつ、ドライブを楽しみながら何往復も走ってしまった。
さてさて、次のドライブスポットへと向かうとしますか。。。
島原でも指折りの絶景路
ドラゴンロードを後にして雲仙の温泉街へと戻り、国道 57号線へと合流する。
道なりに進めていくと「仁田峠」の看板が見えてくるので、案内に従い小道へ逸れていく。
入り口前のゲートで協力金を払い、仁田峠へいざ参らん。
仁田峠循環道路
- 協力金は100円程度を目安に(金額は個人の裁量に委ねられます)
全長8.2kmと短い峠道だ。単純に走るだけなら、あっという間に通り過ぎてしまう。
展望所は2カ所設けられており、対岸には熊本の阿蘇の山並みまではっきり望むことができた。
道を走っていると眼前に、噴火跡が生々しい平成新山が歓迎してくれる。
道幅は広くはないものの、一方通行のため対向車の心配をする必要がないので、ゆっくり安心して走れた。
景観も素晴らしく全国でも一通の峠道はレアなので、島原に訪れたなら寄っておいて損はないスポットだと思う。
最後に一つ、速度は抑えて通行しよう。
もし、カーブを曲がりきれずに突っ込んでしまったら確実に死ぬので、バイクの方はくれぐれも気をつけて・・・
仄聞と口コミは程々に
ブログだと淡々とした旅路にみえるが、実際には、現地を歩き回り数時間はその場所にじっくり留まっている。
掲載している写真は、撮ったほんの一部なので悪しからず。
さて、そろそろ場所を移動するか。
2日間、島原半島をグルグルしていたから、もう少し西の方面へと向かってみようかな。
でも、まずは「牧場の里あづま」で諫早湾を一望することにする。
標高400mほどの丘陵地だ。
草原に放たれた牛さんたちは、雲仙から運ばれてくる風を全身に浴びて、まったりのんびり微睡んでいた。
橘湾をまっすぐに貫いているのが「諫早湾干拓堤防道路」
数年前に見たツーリング雑誌には絶景路と紹介されていたが、さて実際はどうか・・・??
信号がない全長8.5kmのロングストレートだ。
途中に設けられている展望所以外は、まったく景色は望めない。
絶景ロードと言われているが、正直「??」というのが本音であった。
まあ、所詮口コミや他人の評価なんてそんなものよ。
大切なのは、他人様のレビューに振り回されずに自分の直感を頼りにすることだ。
橋を渡り、干拓地をしばし散歩する。
堤防沿いのサイクリングロードの芝生に寝っ転がり、地図を片手に今日の車中泊スポットを探しだす。
散歩中のワンちゃんと戯れ、陽が落ちるまで普賢岳をずーっと眺めていた。
人と火山が共生している島原半島。
普賢岳・平成新山の圧倒され、石積みの棚田に眼福し、海岸沿いは穏やかな有明海を望み、温泉を堪能できたので、旅行者には最高のエリアだった。
「道の駅 長崎街道鈴田峠」に移動し、車内で撮り溜めた写真を確認しよう。
辺りはまだまだ明るいけれど、時間は19時をとっくに過ぎている。
明日はどこへ行こうかな??
・・・さて、今回は区切りがいいのでここまでとしよう。
第12部、最後までご覧いただきありがとうございました。