(記事作成2021.6.29更新2021.7.1)
前回は、心霊スポットだった開門トンネルを見学したところで区切った。
これより第10部のラフェスタ の旅路です。
どうぞ。
おじさん!!!
「開門トンネル」を後にする。今宵も道の駅で車中泊だ。
翌朝になると昨日までの天気は一転し、どんよりと厚い雲からパラパラと雨が漏れ落ちていた。
天気予報によれば、どうやら、あと数日は晴れ間はお預けのようだ。
さて、今日はどうしよう・・・??
思案していると、道ゆく散歩中のおじさんに話しかけられる。
おじさん曰く、九州に来たなら「熊本の天草」がオススメとのこと。
しかも、ここからたったの40分ほどで着けるそうな。
おじさんの話を信じて、下調べも一切せずに天草にホテルの予約を取った。
ただ、40分・・・1時間以上走っても天草の看板は一向に見えてこない。。。
それどころか、熊本県にすらまだ辿り着けない。
さすがにおかしいと思い、ナビで検索したら・・・なんと距離にして200km以上で5時間もかかるではないか。。。
どうりで着かないわけだ・・・
さすがにドタキャンは人としてあり得ないので、もう、今日は移動に徹してしまおう。
ま、天気も優れないし、たまにはベッドで寝たいから、これはこれで良い選択だったのかもね。
なんやかんやで、15時にチェックインをして部屋に滑りこんだ。
ここで2泊するとしよう。
明日も雨だし、天気が悪い日に出かけてもしょうがないからね。
2日間は部屋にこもり、ブログ書いたり本を読んだりして、まったりしていました。
コロナの影響
チェックアウトの朝。
窓から外の景色を見ると、上空はこの時期らしい梅雨空に覆われていた。
今までの旅路が晴天に恵まれすぎていただけだ。
そもそも九州は梅雨入りしているので、むしろ、雨の日が続くのはこの時期らしい天候と言えるだろう。
さあ、おじさんに勧められた「天草」へ向かうとしよう。
天草といえば、やっぱり教会が有名だろう。
輝くステンドグラスを生で見てみたい。
しかし「崎津教会」に着いたものの、なんと、コロナの影響で教会内部に入ることはできなかった。
どうも、密になるから閉鎖しているとのこと。
まあ、このご時世だから致し方ないか・・・
資料館も軒並み閉鎖されていた。
平時だとたくさんの観光客で賑わっているのかな??
ダメもとで近くの大江教会にも行ってみたが、やっぱり閉鎖されていた・・・
「大江教会」は世界遺産ではないが、整えられた庭に咲き誇る花々はとても美しかった。
教会内部のステンドグラスを見学できなかったのは残念だったが、まずは外観と雰囲気だけでも味わえたたから良しとしようかな。
九州おっぱい巡り
午後になっても天気は相変わらず優れない。
雨はザーザー降っているので、景色はまったく望めない。
うーん、どうするべきか・・・??
とくに目的も決めずに、とりあえず国道389号線を北上させる。
絶壁にへばりつくように伸びる海岸線を、ラフェスタをそろりそろりと走らせていこう。
地図でおもしろそうな場所はないかと探すも、惹かれる場所がいまいちなかった。
単調なシーサイドラインを流していると、突如、路端の看板に気になるものを見つけた。
ほう、これはこれは・・・
実に興味深い。
今日いちばんの高揚感に胸が踊る。
周りが無機質な風景なだけに、ポツンと佇む真っ赤な鳥居がとても映えている。
鳥居をくぐり、ツルツルヌメヌメした岩の上を慎重に歩いていると、海面上に浮かぶ御神体が現れた。
うむ。これはたしかに「おっぱい」だ。
想像以上のおっぱいだ。
潮の満ち引きで見え方が異なるので、訪れる際は事前に干潮の時間を調べたほうが確実だろう。
様々なアングルで御神体(おっぱい)を撮り、満足満足。
駐車場に戻り天気予報を確認してみる。
どうやら、明日も天草地方は雨らしい。
しかし、長崎県の島原半島は曇りときどき晴れ、とのこと。
どうするべきか逡巡するも、どうせなら晴れる可能性がある場所へと移動したほうが良さそうだ。
天草と島原半島を結ぶ島鉄フェリーに乗って、長崎県へと上陸するとしよう。
陸路だと天草から長崎県の島原半島へは4時間以上かかるが、フェリーを使うとたったの30分で着くことができる。
さらば、熊本。
ぼくは晴れを探しに海を渡るよ。
さて、今回はここまでとするとしよう。
第10部、最後までご覧いただきありがとうございました。