(記事作成2021.6.17更新2021.6.17)
前回は、都井岬で1日まったり過ごしたところで区切った。
これより第7部のラフェスタ車中泊の記録です。
どうぞ。
いざ、夢を掴みに
早いもので、九州に上陸してから1週間が過ぎた。
車中泊生活はとても快適で、バイク旅とは違った楽しみ方を満喫している。
さて、今日はいよいよ「本土最南端の佐多岬」に向かうとしよう。
ラフェスタと共に数年越しの夢を掴むのだ。
(車内の様子)
九州は梅雨入りしているのだが、ここ数日は快晴日が続いている。
しょうじき、もっと雨に打たれると思っていただけにこれは嬉しい誤算だ。
国道448号線を南下する。
肝付町の海岸沿いは道幅が狭いところがあるものの、信号が少ないので、ほぼノンストップで走ることができた。
国道から逸れて小道に入ると展望が開けた場所があった。
遠方を見渡すと鹿児島の開門岳が聳えている。
開門岳は別名「薩摩富士」とも言われているらしい。
円錐形の美しい山容だ。
距離的には今日は行けないけれど、明後日くらいには訪れることができるかな。
寄り道をしつつも、着実に目的地の「佐多岬」に近づいていることを看板で確認する。
国道の交通量は、めちゃくちゃ少ない。
1時間走ってもすれ違った車はゼロだった。まさに独走状態。
本土最南端は、いったいどんな景色なのだろう??
夢の実現まであと少しだ。
ハンドルを握る手が強張り、アクセルを無意識的に強く踏んでしまう。
うだる暑さに耐えつつ、ゆらめく陽炎の中をラフェスタを突き進めていくのであった。
感無量
県道68号線から県道566号線へと折れる。
ゲートをくぐると、あとは佐多岬へと一直線だ。
海沿いを走るのかと思いきや、意外にも、道の両脇が木々に覆われている道を進んでいく。
佐多岬の駐車場の手前には、本土最南端のモニュメントが建っていた。
蒼空が映えて写真日和だ。
今までの旅路を振り返ってみると、突端訪問のさいは必ず晴れていたな。
前日がどんなに土砂降りに見舞われていても、突端訪問の当日になるとスカッと快晴になってくれる。
北緯31度線上には上海があるらしい。
距離的には佐多岬から東京に行くよりも、隣国の中国や韓国のほうがはるかに近いことに不思議な気持ちになってしまう。
あぁ、やっと来ることができた。
自宅の千葉から1500kmもの距離を走ってこれたこと、ただただ感慨深い。
佐多岬の駐車場にラフェスタを止め、ここからは歩いて景色を堪能しよう。
(ちなみに入園は無料だ)
陽光の反射もあってか、海の色がとんでもなくエグい。
スカイブルーな海面がとてつもなく美しい。
佐多岬の公園内には神社と展望台があるが、海岸のほうまで下りてくる人は全然いなかった。
まったく人がいないので、まさしく、ぼくだけのプライベートビーチだ。
迫り出した岩を登ったり、漂流物を写真におさめたり、岩のうえでボーッとしたり・・・自由気ままに海風に身を任せる。
30度近くまで上がった気温の中を、かれこれ数時間ばかし探索しまくった。
遠方は霞がかかってしまっているが、気象条件がよければ水平線上に硫黄島も見えるらしい。
園内にはガジュマルがこんもりと茂っている。
(名前が可愛い。。。)
数時間ばかしガッツリ散策し駐車場戻り、レストハウスにてご当地ステッカーを買うとしよう。
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バイク旅で発見!お土産にご当地ステッカー!「西日本編」
さて、気付いたらもうお昼も過ぎて、すっかり暑さが和らいでしまった。
時計は15時を指している。
十分に満喫したし、そろそろこの場をお暇するとしようかな。
今回は区切りがいいのでここまでとしよう。
まずは第7部、最後までご覧いただきありがとうございました。