
(記事作成2020.12.20更新2022.6.20)
これより、牽引免許の卒業検定の体験談です。
どうぞ(・∀・)/
いよいよ卒業検定!!!!!
卒業検定を受ける人は教室に集まり、教官から簡単な説明を受ける。
(ちなみに、牽引の卒業検定者はぼく一人だけだった)
牽引の合格ラインは100点満点中70点とのこと。
試験一発中止は、赤信号無視などの法規から逸した運転行動や脱輪走行などなど。
まあ、とんでもないことをやらかさななければ、そうそう試験中止になることはないだろう・・・
ただ、牽引でいちばん大事なのは、方向転換で3回以上切り返しをやらかすと、その時点で適性がないと判断され中止になる。
自信がない。ヤバい・・・死ぬ。吐きそう・・・
検定開始!!!
朝の説明で手渡されたルートを淡々と走っていく。
(方向転換が右バックか左バックかは当日の朝に言われる)
ちなみに、こんな感じのルートだ。
- 直線40km走行
- 交差点の右左折
- 方向転換(ここで落ちる人が大半)
- S字走行
- 坂道(通過させるだけ。牽引は、坂道発進はしない)
- 踏切
前日の「みきわめ」で走ったので、だいたいの勝手はわかる・・・が、
やはり鬼門は方向転換であろう・・・
方向転換(左バック)
交差点を左折したら、いよいよ方向転換・・・
これさえ乗り越えればなんとかなるのだ・・・!!
今までの教習で何回もやった左バック。左バックは、個人的には右バックよりも後退しやすいと感じていたの
だが、
ミスってしまった・・・

トレーラーの折りが足らず枠内におさめることができなかった。
ここで焦って無理やり荷台を折ってしまうと、それこそゲームオーバーだ。
そこで、
いったん前に出して、一から仕切り直すことにした。

前進して、再び枠内にアプローチしていく。
なんとかトレーラーを枠内に差し込んでいったの
だが
折りがまだ足らなくて、枠内で斜めになってしまった。
本番でこんな無能を晒すなんて・・・
(さすがにこんなに斜めにはなっていません。あくまでも参考までに)

もう、枠内で真っ直ぐに止めるのは諦めよう・・・
それよりも何回も切り返して試験中止になるほうが最悪だ。
一応、ヘッドとトレーラが一直線に真っ直ぐになっていればOKなので、それを狙おう
(なんとも不細工だけど)
そして、どうにかこうにか1回の切り返しのみで方向転換を完了させるのであった。
あとでネットで調べたところ、ぼくと同じような状況に陥った人もいるそうな。
追い込まれたら、枠内に真っ直ぐ止めるのを諦めて、多少斜めに入っても車体だけは真っ直ぐにすることだけを考えたほうがいい・・・かもね
(でも、やっぱり真っ直ぐ止めたほうが格好いいけどね・・)
結果発表『牽引教習を受けた感想』
方向転換を過ぎると、あとはとんとん拍子に事は進んだ。
そして、結果は・・・

合格する事ができた。
経過はともかくなんとか合格することはできたので、もう脱力するくらいホッとしている。
以下、牽引教習について振り返ってみよう。
マジで難しかった・・・!!
今までに取った普通車・バイクの免許は卒業検定のとき、ある程度の手応えや
「今の自分なら大丈夫だ!!」
といった状態で満を辞して臨んだものだ。
でも、牽引の免許は
「今回ばかりは無理かもな・・・」
と、最後の最後まで自信をもつことができず、ドキドキ緊張マックスで心が落ち着く事はなかったね。
誇張なしに、こんなに苦労して悩んで挫折して絶望して取得した免許はなかったと思う・・・
教習時間が、たった12時間なのは短すぎる・・・
最初の2時間は外周とS字走行や直線バックで、最後の1時間は「みきわめ」なので、方向転換に費やせる時間は実質9時間ちょいだろうか。
要領がいい人は苦労知らずでクリアしていくのだろうが、ぼくには無理だった。
「これなら大丈夫だ!!!」
と、自信をもって試験に臨ようになれるには、少なくともあと数時間は必要だったと実感している・・・
荷台の動きに応じたハンドル捌きに混乱した・・・
牽引は荷台の動きを先読みして、適切にハンドルを回さなければならない。
初めてだと、これがもう思考停止の状態になってしまうのだ・・・
直線バック
直線バックは荷台が逸れていったほうにハンドルを回せばOKなので、そこまで難しくはない。
トレーラーが右へ逸れたらハンドルを右へ回す・左に逸れたら左へ、といた具合だ。
これはすぐに慣れると思う。
方向転換(右バック・左バック)
問題なのは方向転換。
YouTubeで事前知識があったとしても実際にやってみると、情けないことに思考が止まってしまった。
- あれ、この場合はハンドルどっちに回せばいいのだ!?
- 左に車を入れるからハンドルは右に回して、荷台が折れたから・・・あぁ、ハンドルを右に回すタイミングが遅すぎた・・・
ってな感じで、マジで焦りまくった。。。
教習所でよくある
「このポールを過ぎたらハンドルを右に1回転、ボディが対角線上に・・・」
といった裏技は一切通じない。
刻々と変化してくるトレーラーの動きに対して、その場その場で適切に判断しなきゃいけないので、これに慣れるのが本当に苦労した・・・
現場の人も言ってたけど、トレーラーの後退に慣れるには仕事をしながら何回も乗っていくうちに覚えていくしかないらしい。
もう、海上コンテナやタンクローリー運転手とか本当にすご過ぎるわ・・・
最後に
牽引は運転免許のなかで一番難しいと言われているらしいけど、たしかに相当キツかったね。。。
でも、運転してみて体験した事や感覚は実際に乗った人じゃないと語れないので、今回はかなり貴重な経験をすることができたと思う。
さて、次はこの資格を活かす段階へと移行しようと考えてるけど、それはいつかの機会がきたらブログにまとめるとするかな。
では、これにて牽引体験談は区切るとしよう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。