
(記事作成2020.9.10 更新2021.2.5)
親知らずを抜く際、
- 「親知らずを抜歯する予定だけど、どんな方法で抜くのだろう・・・??」
- 「抜歯費用ってどのくらいなんだろう・・・」
- 「やっぱり痛いの!?」
などなど、抜歯に関しての不安はつきませんよね・・・
今回は上記の疑問を、ぼくが実際に体験し担当医に聞いた情報をもとに紹介してまいります。
心の準備や前知識があったほうが安心なので、少しでも抜歯に対する不安を拭うことができるように綴らせていただきました。
目次欄より、気になる項目からご覧ください(・∀・)/
抜歯方法(こんな麻酔方法があります)
抜歯をするなら、
このいずれかの麻酔方法で手術することになります。
なお、「痛み」には個人差があるので、あくまでも参考程度でお願いします。
局所麻酔
治療する歯の周辺に麻酔をする方法です。
歯ぐきに麻酔を塗ったあとに、患部に直接麻酔(注射)を打ちます。
その際は若干「チクッ」と痛みました。
全身麻酔とは違い、抜歯する箇所とその周辺だけの痛みを感じなくさせるので、はっきしと意識はあります。
医師との意思疎通は可能ですし、口の中で器具がカチャカチャと作業している音も聞こえます。
(2016年に左上の親知らずと2017年に右下の親知らずは、この方法で抜歯)
上の歯の親知らず
単四電池と並べてみましたが、中々の大きさですね。

点滴により血管内に麻酔薬を投与する方法です。
この方法ですと、恐怖心が強い方や痛みに敏感な方は、局所麻酔より比較的スムーズに進むことができるでしょう。
麻酔をするにあたり、事前に※尿検査と血液検査を実施しました。
(※感染症(梅毒・エイズなど)にかかっていないか確認するためです )
ちなみに、入院はしません。日帰りです。
局所麻酔より大体8000円(目安として、血液尿検査4000円+麻酔4000円)多くかかりましたが、その分、ストレスなく手術を受けることが出来ました。
(2019年に左下の親知らずをこの方法で抜歯)
メリットとして、手術中の記憶が全くないこと。
麻酔を打たれてから間も無く意識がフッとなくなり、目が覚めたら手術は終わっていました。
下の歯の親知らず
分割して抜歯しました。

この方法は体験していないので説明できないですが、一気に数本抜歯する際や重症の場合に施術する場合があるそうです。
入院も必要になるので、費用と時間もそれなりにかかるので大変ですね・・・
痛みは?

「痛み」には個人差があります。
全く痛くなかった人もいれば、痛みに敏感な人もいますので一概に言えません。
また、担当する医師の「腕」も大事なポイントです。
場数を踏んでいる医師と経験が浅い医師とでは結果は明らかですよね。
もし、担当医師に不安を覚えるようでしたら、セカンドオピニオン制度を使うのも一つの方法ですね。
ご自身が納得いく形で治療に臨みましょう。
では、上の歯・下の歯でそれぞれの痛み具合はどんなものでしょうか?
ぼくの例をもとに紹介していきます。
「上」の歯の親知らず(局所麻酔)
抜歯前、抜歯中、抜歯後の痛みはほとんどありません。
腫れることもなく、咀嚼(そしゃく。食べ物を噛むこと)も不自由しませんでした。
手術時間も10〜15分くらいだったと記憶しています。
日常生活への支障は、ほぼ皆無でした。
「下」の歯の親知らず(局所麻酔)
局所麻酔による抜歯だと
マジで痛かったです。
上の歯と比べ物になりません。痛さの次元が段違いでした。
抜歯が大変になる理由として、
- 太い神経が通っているため高度な技術を要する
- 場合によっては、骨を削りながら抜歯する必要がある
- 下顎(アゴ)の特に奥歯は骨密度が高いので上の顎に比べて麻酔が効きにくい
- 智歯周囲炎による炎症が強いと麻酔液が浸透しにくい
などが挙げられます。
手術自体は20〜30分程度。
手術が終わって2〜3時間後に麻酔が完全に切れるのですが・・・
その痛みがハンパじゃありません!!
むしろ、麻酔が切れてからが本当の戦いです・・・
処方された痛み止めは飲んでいましたが、それでもあまりの痛さに帰りの電車内ですすり泣いていました・・・
抜歯翌日から3〜4日程度は痛みとともに、抜歯した方の頬がプックリ腫れます。

(右頬が腫れているのがお分かりいただけるだろうか・・・)
口を大きく開けることが出来ないので柔らかいものしか食べられません。
食べたいものを満足に食べられないジレンマは、なかなかキツイですよ。。。
麻酔を打たれてからフッと気を失い、気づいたら手術が終わっていました。
もちろんその間の痛みはまったくなく、
「えっ?もう終わり??」
と、拍子抜けするくらいあっという間に終わりました。
担当医に聞いたら、手術時間はだいたい40分〜くらいだったとのこと。
術後の痛みも少なく、局所麻酔で抜歯したときと比べると、精神的・体力的にかなり余裕がありましたね。
抜歯までの流れ・抜歯費用
ぼくが体験した抜歯までの一連の流れです。参考まで。
「上」の親知らず抜歯
初診から処置終了まで大体2週間くらいで終わりました。
抗生物質で炎症したところを抑えなければいけなので、すぐに抜歯には至りません。
費用は初診から処置終了まで、数千円ですみました。
意外と安いのだな、という印象でした。

「下」の親知らず抜歯
僕は予約を中々取ることが出来なかったので、抜歯するまでに1ヶ月以上かかりました。
上の歯の抜歯より、いくつかの手順が増えています。
費用はトータルで、1万5000円前後。
(局所麻酔による抜歯だと、これよりも数千円程度は抑えられました)
ここでは「静脈鎮静法」による抜歯の流れを紹介します。

ここまでのおさらい!!
今回の記事をまとめると、
局所麻酔
- 費用はだいたい3000円前後
- 上の親知らずの抜歯時は痛み少なめ
- 意識はあるので、医師との意思疎通が可能
静脈内鎮静法
- 抜歯時の痛みはまったくない(オススメ)
- 費用は15000円前後
- 事前に血液検査等があるので、抜歯まで少々時間がかかる
全身麻酔
- 一度に複数本の抜歯が可能
- 入院が必要なので、費用は数万円かかる
といった具合かな。
あくまでも個人の体験談なので、抜歯される方は担当されるお医者様の指示に従い、不安があればその都度相談してください。
親知らずの体験記事まとめ!!
こちらの記事に、ぼくの抜歯体験の記録をまとめています。

『まとめ』親知らず抜歯の体験を赤裸々に紹介した5つの記事!!
とくに、抜歯後はどんな具合なのか知りたいかたは覗いてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。