(記事作成2020.8.13 更新2022.7.12)
初めての大型バイク購入にあたり、不安になるのは維持費の問題。
2017年にninja650を新車で買ったぼくは、
「650ccとはいえ、大型バイクってどのくらいお金が必要なんだろう?」
と一抹の不安を抱えていた。
(SNSでは、6000kmでタイヤ交換8万円など恐ろしい情報ばかり・・・)
それから早3年が経った2020年。
だいたいの費用をまとめられるようになったので、交換部品・税金・移動費などを列挙して紹介させて頂こう。
税金
まずは、ninja650を所有することによって発生する義務について。
大きなものでは以下の2つを支払う必要がある。
軽自動車税
お住まいの各市町村より、毎年5月に自宅に届けられる。
ninja650の車両区分は「小型2輪」に分類されるので、金額は6000円
ちなみに、250ccだと3600円。支払額にそこまで大差は感じられない。
重量税
排気量が125ccを超えると発生する重量税。ちなみに3600円
これは、車検のタイミングで支払った。
重量税は経過年数に応じて変化するので、次回は多少変動するかな?
加入する保険
主に2つの保険が必要になってくる。
それぞれ見ていこう。
自賠責
強制保険とも呼ばれている。
車・バイクに乗るなら、オーナー全員が絶対に加入しなければならない。
だいたい、車検と同じタイミングの2年に1回に更新するのが一般的。
ぼくもそれに倣い、2年(24ヶ月)で9680円也
任意保険
「任意」となっているが、事故を起こしたときに加入してないと地獄を味わうことになる保険。
29 歳13等級で上記の支払額。
年間で30840円。月払いだと2570円
加入しているプランとしては、
- 対物対人無制限
- 弁護士特約
- 無保険者障害無制限
- 自損事故障害
- 搭乗者障害(1名につき500万円)
などなど。
保険をかけまくれば良いってもんじゃないが、最低限、自分の身と相手を守る意味でも加入するべきだ。
整備費用
どんな乗り方をするかは人により違うので一概に言えないが、
「レース」は一切しないツーリング・レジャー目的の使用を前提に紹介する。
1ヶ月1000km。1年で1万km走行している僕の場合の整備費用は以下の通りだ。
*工賃は含まれていません。部品の単価のみ記載しています
(ちなみに整備は洗車や空気圧・チェーンメンテナンス以外、全てお店にお願いしています)
オイル交換
→約2リットルで6400円
※シェルアド4というオイルです。銘柄を選ばなければ、もっと安くなります
初回点検時は1000kmで交換。
それ以降は3000km毎に交換している。
タイヤ交換
純正のタイヤ
9000〜10000kmしかもたなかった。
2本目
ミシュランのパイロットロード2(約2万7000円)に交換
1.5万kmほど走ることができた。
1.5万km走行した後輪はこんな感じ↓↓↓
3本目
ミシュランパイロットロード5」に交換。約4万3000円!!
4本目
43500kmで交換
前回と同じく「パイロットロード5」にした。
雨天時にも、路面をしっかりととらえ、ツーリング目的なら最高のタイヤだ。
タイヤが道路に吸いつくような感覚があり、高速走行・コーナリング共に安定している。
高速道路は「速すぎないが遅くもない」程度で走り、キャンプツーリングでは30〜40kg以上の荷物を積む。
使用するタイヤの銘柄や走り方は、人それぞれなので一概に言えないが、大型バイクにしては経済的だと感じている。
大型バイクは5000〜8000kmで交換する、と旅先のおじさんが言っていた
が、
少なくともninja650で「ふつう」に走る分にはタイヤ交換費用で青ざめることはない。
プラグ・エアクリーナー
→2万km毎に交換
プラグ1つで1700円。二気筒なので1700×2=3400円
エアクリーナーは、約2500円
チェーン・スプロケット
走行距離、26500kmでチェーンとスプロケット交換
Fスプロケ・Rスプロケで約7000円
チェーンは約22000円
チェーンは、「RK GV520X-XW 114L」
純正と比べると、同じ回転数でも加速の伸びが全然違う!!
「乗り味が変わった!!」
と、素人のぼくが実感するくらい感動した!!
ちなみに、スプロケットは純正でOK。
レースに出るのであれば社外品の方が好ましいが、ふつうのツーリングで使うなら純正品が一番物持ちが良く信頼できる、とのこと。
オイルフィルター
10000km毎に交換。
だいたい1300〜1700円くらい。
ブレーキパッド(後輪)
走行距離約29000kmで、後輪のブレーキパッド交換。
費用は、約6000円。
バッテリー
納車から3年8ヶ月、走行距離41000kmで交換した。
だいたい3年乗ったら交換する人が多いようだ。
エンジンがかかりにくいなどの不調を感じたら、早めに交換したほうが無難である。
ちなみに、ぼくは純正のバッテリーと交換して25000円かかった。
安価な台湾製のバッテリーもあるけれど、そこはお財布と相談されたし。
エアバルブ
亀裂を確認したので交換。
ちなみに、前後2本で700円。
車検費用は!?
新車だと3年目、それ以降だと2年に1回の頻度で訪れる恐怖の瞬間。
まあ、それなりのお金は必要になるが、個人的には安く抑えられていると思う。
詳しいことは、以下の記事にまとめていますので参考にして頂けるとありがたいです。
ninja650(2017年式)の車検費用を公開します!!
移動費
どれくらいバイクと接するかは人それぞれだが、1ヶ月に1000km走るぼくの移動費は以下の通りだ。
ガソリン代
燃料価格は変動するので、月によってバラツキがあるが、1ヶ月にだいたい5000〜8000円ほど。
梅雨で雨が多い・夏のクソ暑さで死にそうな季節だと2000円いかないときもあるが、
バイクシーズン(初春・晩秋)には15000円ほど使う。
ちなみに平均燃費は26.4km。
1回の給油で300kmは走れるから、なかなか経済的。
高速代
バイクの料金区分は「軽自動車」として扱われる。
4輪(軽自動車)と2輪の通行料金が同一なのは疑問だし、なんとも理不尽だ。
バイクシーズンだと、1ヶ月に20000円だが、平均的に5000円くらいかな。
雨が多く、お日様に恵まれなければ0円の月もある。
まとめ
上記に連ねたことをおさらいすると、
費用をざっくり計上
- 軽自動車税は1年に1回、5月に6000円
- 重量税は2年に1回、3600円
- 自賠責は2年(24ヶ月)で9680円
- 任意保険は、契約プランによるけど、ぼくの場合は年間30840円
- 部品交換・車検費用は人それぞれ。ぼくはメンテナンスや交換費用で、多めに見積もって1年間に100000円は覚悟している
以前にninja250に乗っていたが、維持費はそこまで大差がないと感じている。
交換部品の単価が高くなったり、車検が発生するなどの金銭的な負担は増えるものの、ふつうに働いていれば、そこまで青ざめる支出ではないのではないか?
ninja650の紹介、インプレッション記事まとめ
ぼくが3年以上乗って感じたことをまとめています。
- ninja650キャンプツーリング仕様の紹介
- 維持費(交換部品・保険の支払いの目安)について
- 車検費用について
- 不人気な2つの理由
- 燃料計の残量が1メモリでどれくらい走れるか?
- 3つの不満点と改善アイテム
これらの内容を知りたい方は、以下のまとめ記事をご覧ください。
『ninja650まとめ』スペック・評価・インプレ記事7選!!!(本気で語ってます!!)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。