(記事作成2019.10.2更新2021.12.20)
キャンプツーリングで注意したいことシリーズ第2弾。
今回は「バイク運転」で気をつけたいポイントを、6つ紹介していきます。
キャンプツーリングに行くさいの運転で注意したい6つのこと
早めにブレーキをかけよう!!
キャンプ道具をバイクに載せた状態はなにも積んでいないフラットなときと比べると、ブレーキをかけてから止まるまでの距離が長くなります。
つまり、制動距離が伸びます。
信号の停止場所が長いくだり坂の途中にあったとき、ブレーキをかけてもなかなか止まらなくて、かなり焦りました・・・
早めのブレーキを心がけ、速度の出しすぎにはくれぐれも気をつけてください。
荷物の落下、厳禁!!
落下物防止は荷物を積んだトラックのみならず、バイク乗りも気をつけなければいけません。
バイクは車のように、室内に荷物を入れることができないですよね。
荷物が外にむき出しの状態で走ることになるので、風で飛ばないように、しっかりとくくりつける必要があります。
道路交通法には、「自動車の運転者は(中略)積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」(道路交通法第75条の10より抜粋)
とあり、これに違反すると、3ヶ月以下の懲役、もしくは5万以下の罰金。または10万以下の罰金が課せられます。
また、自分が落とした荷物が原因で死亡事故を起こしてしまったら、「自動車運転過失致死傷罪」が適用される可能性があり、
7年以下の懲役もしくは禁錮、または、100万円以下の罰金といった、極めて重い処罰が下されます。
(2011年4月に、バイクによる落下物が原因で死亡事故が起こり、運転者は自動車運転過失致死傷罪で書類送検されています)
車外の荷物は、とんでもない風圧と振動にさらされています。
休憩時には、荷物が緩んでいないかをチェックしましょう。
もし、高速道路上で荷物を落としてしまったら?
テンパって、自ら荷物を回収するのは絶対にやめてください。
後続車に轢かれるおそれがあり、とっても危険です。。。
落下に気づいたら、速やかにハザードをつけ路肩に止め、道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡するか、本線上にある非常電話を利用してください。
取り回しが、めっちゃ重くなる。。。
キャンプ道具の重さは、だいたい30kg以上にはなりますかね。
人によっては50kgに迫る勢いの「鬼の積載」をしている方もいるでしょう。
もはや、タンデム(2人乗り)しているかのような感覚なので、そのような重量での取り回しは慎重にならないといけません。
積載している状態でこかすと、かなり面倒ですし、メンタルが削ぎ落とされます・・・
いろいろな防止策がありますが、個人的には、
- バイクのタンクに体を密着させ「人」の形になるように支える
- 歩くときは大股ではなく、チョコチョコと歩く
- 荷物を厳選し、多く積みすぎない
って感じですね。
何回も言いますが、爆積みの状態でこかすとマジで地獄絵図ですから・・・
スタンドがめり込む!!
キャンプ場など、舗装されていない場所にバイクを停めるさいは工夫が必要です。
地面が柔らかいと、スタンドを立てたとき、ズブズブっと地中にめり込みます。
また、停めたときはスタンドがめり込んでなかったが、徐々に重みに耐えられなくなり、数時間後にガッシャーンという事例もあります。
対策は、スタンドプレートを買う、もしくは、アルミ缶やかまぼこの板を敷くなどしましょう。
万が一のために携帯しておいて損はないので、タンクバックなどに忍ばせておくと安心です。
風の影響をモロにくらう!!
風が強い日の運転は気をつかいますね・・・
荷物を載せているため風を受け流しにくくなり、突風が吹くと簡単に吹き飛ばされます。
とくに、小排気量のバイクだと車体が軽いので、めっちゃ怖かったですw
そもそも、バイクとキャンプは「風」が大敵。
風速が7〜8M以上のときは、計画そのものを考え直した方がいいかもしれません。
(できないことはないですが、快適度は一気に下がります)
風速10Mで高速道路を走りましたが、あれは生きた心地がしませんでしたね。もう2度とあんな経験はしたくありませんw
風が強い日の運転方法
出歩かないのが一番ですが、せめてもの方法として
- ギアをいつもより1段下げ、高回転で運転する
- ニーグリップをしっかりする。ただし、上半身は固くならずリラックス状態で(これ、意外と難しい・・・)
- 風で煽られても路肩や反対車線にはみ出さないように、車線の真ん中を走る
などがありますね。
トンネルの出口や山間部は、風の通り道になっていることが多く、突風に注意です!!
すり抜けは神経がすり減る
渋滞時、車の間をヒラッヒラ抜ける感覚は、バイク乗りならではの特権ですかね。
(ぼくは怖いのでしません)
ただ、荷物を積んだ状態だと、フラットなときと比べて車と接触する危険性が上がります。
とくに、トップケースを車のミラーにぶつける恐れがありますね。
また、サイドケースが横に張り出しているぶん、いつもと同じくすり抜けていたら、ガツン!!っていう可能性も・・・ゼロではありません。
フラットな状態↓↓↓
積載状態↓↓↓
また、重い荷物を載せていると制動距離が伸びます。
車の急な割り込みや車線変更時などの、とっさの対応が遅れがちになり、たいへん危険!!
それに、すり抜けしたからといっても、大幅な時間短縮にはならないことが多いですよ。
渋滞していたら、SA.PAで休むなどしてやり過ごすのが無難な選択でしょう。
当て逃げはヤバい・・・
近年はドライブレコーダーの普及もあり、「やらかした奴」は晒されます。
おそらく、当て逃げしたら、ネット上に公開され収集がつかなくなるでしょうね・・・
すり抜けはリスクでしかないので、くれぐれも気をつけてください。
最後に
せっかくのキャンプツーリングなのに、嫌な思いはしたくないですからね。
ちょっとした油断や気の緩みが事故や怪我のもとなので、安全に努めてまいりましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。