(更新2019.7.6)
前回は、「網走刑務所」を見たところで終わりました。
これより、「第五部」の始まりです。
どうぞ(・∀・)/
閑寂枯淡
北海道ツーリングは、今日でちょうど折り返しとなります。
ちなみに、天気予報は「曇りのち雨」w
ま、なんとかなるよ(希望的観測)
本日は、知床を目指します。
その前に、網走市内からほど近い「能取岬」へと向かうとしましょう!!
だだっ広い草原を突っ切るストレートな道は、バイク乗りにはたまらない!!
あとから知りましたが、ここは、トヨタ・JALのCMで使われたそうです。
爽快なロケーションなので、晴れていたらもっと気持ちよかったんでしょうね!!
写真をカシャカシャ夢中で撮っていたら、曇天がしびれを切らしたのか、ポツリポツリと雨粒が滴り落ちてきましたw
9時にもかかわらず、あたり一面は夕闇に包まれた雰囲気。
でも、これはこれで、うら寂しさが漂う情景がGOOD!!
網走にきたら、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットですね。
眼福です!!
さて、本日のメイン「知床峠」に行くとしましょうか!!
網走市から斜里町をむすぶ国道244号線を走ります・・・
が、
ただ走ってもつまらないので、国道から2本ばかし逸れて、農道をフラフラと流すとしましょう!!
この交差点は、「写ルンです」で撮りました。
フィルムらしい粗さというか、独特なコントラストですね。
1時間ばかし写真を撮っていたら、分厚い雲が薄れてきて、徐々にアオソラが広がってきましたよ!!
まさか晴れるとは思っていなかったので、嬉しい誤算でしたね。
「知床!!待ってろい!!」
そろそろ出発しますか。
北海道は写真スポットがありすぎて、カメラのバッテリーの消費がとんでもないですwww
どこまでも・・・
ふと地図を見たら、この近くに「天まで続く道」とやらがあるとのこと。
行ってみましょう!!(冒険心)
(網走市内から、天まで続く道まではこんな感じ↓↓↓)
到着!!
フィッシュアイで撮りました。
合成写真じゃないですよw
遠方に見えるオホーツク海へと潜りこめそうですw
農家のおじさんと少しお話ししましたが、この道は「海へと続く道」と呼ばれているとのこと。
こちらが「天まで続く道」
道の終息点がまったく見えないwww
やばくないですか!?w
「どこまで続いてんねん!?」
空と大地を、ズバッと真っ二つに分かつ地平線。
バージンロードのような一本道。
「ずっとずっと永遠に走り続けられそう」という表現がピタリと当てはまります。
(陳腐ですがw)
北海道にお住いの方からしたらなんてことない生活道路かもしれませんが、関東では体験できないこと・見ることができない世界に驚きっぱなしです!!
邂逅遭遇
先ほどの絶景路から20分ばかし走ると、「オシンコシンの滝」がありました。
(寄り道)
オシンコシンの滝から、オホーツク海を左側に望みながら国道334号線を北上!!
知床峠の手前にある「知床自然センター」に立ち寄ることにします。
駐車場にバイクを停め、地図を見たり、周辺をキョロキョロしていると、
「大洗発のフェリーに乗ってらっしゃいましたよね?」
と、唐突に、お上品なおば様にお声をかけていただきました!!
会話の内容は、
- 大学生の夏休みと勘違いされた(社会人ですw)
- おすすめスポットについての情報交換
- 夫婦でキャンピングカーで気ままに走って、1ヶ月間旅をする
って感じ。
まさか、同じフェリーに乗っていたとは驚きです(笑
お互いの旅の予定を話したりして、別れ際に、知床ソフトを頂きました(感謝!!)
こんな偶然があるんですね!!
世界は狭い(笑)
お昼ご飯は施設内にある食堂にて、絶品「スープカレー」を食し、心と胃袋を満たしながら目的地へと向かうのでした。
仄聞と現実のギャップ
知床峠に向けて、標高をどんどん上げ走っていきます。
対向から、外国のチャリダー軍団が走ってきました。
ぼくが手をブンブン振ったら、彼らも笑顔でそれに応えてくれましたよ!!
道すがらの写真を撮りつつ、羅臼岳を望める快走路を20分ほど走ると・・・
残雪ひろがる、知床峠の頂上に到着!!
峠の途中に駐停車禁止の区間があるのですが、そこから見た景色はマジで異世界!!
雪が太陽でキラキラと輝き、眼下にダイヤモンドが散らばっているような光景に心が震えましたね!!
「6月で雪が残っているのは、日本でここだけじゃないのか!?
ってか、半袖じゃ寒すぎて死ぬ!!」
(たしか、気温は13℃くらいw)
水平線にうっすらと浮かんで見えるのは「国後島」です。
近いようで遠い存在・・・だよね。
ちなみに、 知床峠は日本で一番、開通期間が短い国道です。
だいたい、走ることができるのは4月下旬〜11月上旬ですが、積雪状況によっては開通時期が前後します。
「知床峠、最高じゃん!!
やっぱり、口コミや他人の評価はアテにならないな!!」
口コミ?
他人の評価?
じつは、今までに出会った数十人の先輩ライダーさんは、みんな口を揃えて
- 知床峠は、がっかりスポット
- 行かないほうがいい、後悔するから
などと、マイナス意見ばかり笑
でも、ぼくは絶対にこの場所に訪れたかったんですよね。
だって、峠って楽しいじゃん!!
そして、いざ現地を自分の目で見てみたら、これがかなりの絶景!!
2019年現在でも、
「雪解けの水の匂い」
「ピリッと冷たく痛い空気感」
は、ハッキリ覚えています!!
ここ、知床峠では
・口コミは、他人の主観でしかない
・大切なのは、自分の本能に従うこと!!
・他人のうわさ話や仄聞に惑わされない
・自分が「行きたい・見たい・やってみたい」ことは、とりあえず挑戦してみる
ことを再確認しましたね!!
さて、意気揚々と次なる場所へと向かいましょう!!
第五部、最後までご覧いただき、ありがとうございました。