(記事作成2018.12.23更新2022.6.20)
バイク歴9年、北海道〜山口県までツーリングしたぼくが感じた「バイク」を全力でお伝えします。
「こういう楽しみ方もあるんだな」程度にご覧ください。
追記事項
「キャンプツーリングの魅力」についての記事を作成・リンクを貼りました
2019.9.17
バイクの魅力と世界観とは?
車では味わえない開放感がある
運転手の360度が鉄に囲まれた車と違い、バイクはとても開放感があります。
海岸線は潮の誘い。山深い峠道は木々の新緑の匂い。沿道に咲き誇る花々の甘い香り・・・
「大自然を視覚・嗅覚でダイレクトに感じることができる!!」
ありきたりな表現ですけど、これはバイクに乗って初めて知ることができた貴重な体験です。
『本州最東端』夢をつかみに四端踏破ツーリング(第1部)『奇跡の一本松』
友達感覚で接してしまう
バイクに跨ってエンジンをかけた瞬間、ライダーとバイクの間に不思議な一体感が生まれます。
もっと言ってしまえば、「友達」と一緒にいるときの安心感に似たような感覚に陥ります。
単なる「鉄の乗り物」として接することはできません。
バイクがぼくに向かって「意思」を放ってきます。
その理由を考えてみましたが、おそらく、他の乗り物にはない特別感があるからだと思います。
「北海道一周」夢に向かって進路を北へ!! 出会いに感謝のバイク旅!! 第一部「ninja250」
バイクなんて普通に生活していれば、まず接することがない乗り物でしょう。
車の免許のような、誰もが経験する通過儀礼のようなものはありませんからね。
何かしらの「きっかけ」がないと、バイクの免許を取ろうとは思わないはずです。
バイクから発せられるシグナルに気づいた、僅かな人間だけが体験できる世界。
その世界を知ってしまうと、以前の生活には戻れなくなるくらいの中毒性があります
狭い道ですれ違いが苦ではない
バイクであれば車だと二の足を踏んでしまいそうな道でも楽しく感じられます。
車では通るのを躊躇する道でもガンガン走って行けるので、冒険心がくすぐられてしまいます。
(もちろん、対向車が来ることを前提に気をつけて走らなきゃいけません)
むしろ、道幅が狭い道沿いは絶景スポットに会う確率が高まるので、自分だけのお気にいりスポットを探しにいくのも楽しみの一つです。
旅はおもしろい。日本は広い!!
一期一会の出会いがある
バイクに乗っていると「出会い」に恵まれます。例えば、
- 休憩中に話しかけられ野菜を頂く
- キャンプ場で乾燥ワカメ、チョコレートをもらう
- 友人とツーリング中に、たまたま出会った老夫婦から大量のガムのプレゼント
これら全て実体験です。
「福井」秋の晴れ間にまったりninja650ツーリング「第1部」『御誕生寺』
荷物をバイクに積んだ状態だと一目で「旅しているな」と分かるので、とても話しかけられやすいですよ。
人間関係が淡白になりつつある現代ですが、このような素朴な優しさに触れることができるのは、バイク旅ならではの体験ですね。
「yaeh!」文化に魅せられて・・・
ぼくは、この文化を知ったのがきっかけでバイクの免許を取りました。
(ぜひ、YouTubeで「ヤエーツーリング」で探してみて下さい)
北海道バイクツーリング 一期一会のピースサイン Yaeh! 第二弾 2014
バイクに乗っているというだけで不思議な仲間意識に駆られるあの感覚は本当に言葉では表現できないです。
ちなみに、ヤエーとは道路上ですれ違いざまに交わすあいさつみたいなもの。
心の中で相手の安全を願い手を振ったりピースサインを出す行為は、車に乗っていると、まず体験できないバイクならではの貴重な体験の一つですね。
『ご当地ステッカー』バイク乗りなら旅の土産に買わなきゃ損!!
遠くへ足を運ぶだけが旅ではない
免許を取得しバイクが納車されたら、ご自身の思い出の道を走ってみてはいかがでしょうか?
学生時代に毎日歩いた通学路。車で親と買い物に行く際に通った道。当時付き合っていた子と歩いた道・・・。
観光地に行くだけが旅ではありません。
自分の心が落ち着く場所を探し当てることができれば「旅」になります。
心のままに走って、たくさんの思い出を作る。
これが最高に楽しいです。
「非効率」を楽しもう!
車は荷物がたくさん積めますし、複数人が同じ空間で移動できます。
天気に左右されずに走ることができる、利便性が抜群の乗り物です。
それに対してバイクは、積める荷物は限られますし、乗車人数も2人まで。
天気次第で予定を変更したり計画そのものを中止することも多々あります。
にも関わらず、なぜバイクに乗るのでしょうか?
その理由を言語化するのは難しいです・・・
ただ、しいて言えばバイクを「移動手段」として使うのではなく「目的地」までの過程を楽しめるからでしょう。
バイクに重い荷物を積み、ホテルじゃなくてキャンプ場でテントで寝泊まりする。
お店に入らず外で自分でご飯を作ってみるなど、多少の手間暇をかけた分、達成感は何倍も何十倍も思い出として自分に還元されます
ホテルで泊まること、お店で食べることを否定しているのではありません。
(ホテル泊・お店も当然利用します。そのときのやる気次第でどうするか決めます)
ただ、たまには利便性を度外視した楽しみ方も必要ではないでしょうか?
バイクには非効率をプラスに転化させる力があるので、それを最大限に引き出して遊んでいます。
「疑問」キャンプツーリングって楽しいの? 魅力って?「思考停止の幸せ」
言葉では表せない・・・
まあ、ここまでつらつらと綴りましたが、バイクの魅力は乗った人にしか分かりません。
趣味全般に言えることですが、こればかりは経験した人にしか分からないです。
「能登半島」初の北陸へ、いざ参らん!!ステッカー求め一人旅!!(ninja250) Part 1
世界観を説明してもピンと来ない方が大半だと思います。
「ふーん。そーなんだー」という感想がふつうです。
なぜ「好き」なのかを考えても答えは見つかりません。
「好きの」理由なんて後付けです。
なんとなく好き。
理由はないけれど、ただただ好き。
そんな感じで乗っています。
バイクの世界観は独特なので、こればかりは乗った人にしか分かりません。
ぼくが大好きな写真・ツーリングスポットをまとめた5つの記事!!
最後に語ります(重要!!)
ぼくは今まで、周りの人にバイクを薦めたことはありません。
なぜなら、乗るかどうかは本人の意思で決めるものだからです。
また、運転をする以上は少なからず事故のリスクを考慮する必要があるので、「楽しいから乗れ」と煽るのは、かなり無責任は発言だと思っています。
購入費用や維持費などを計算すると、「お金」は他の娯楽よりもかかります。
「楽しい」を感じる尺度も人それぞれ。
「バイクは最高だから貴方も乗りなさい」なんて言えないですし、個人の「好き」を強く押すようなことはしたくありません。
しかし、少しでも「バイク」に興味をもっている方には、
実際に感じたことや楽しかった出来事を、誇張せずに伝えようと心がけています。
(エンジン構造とか機械的な面はさっぱりですが・・・)
ぼくは、たまたま「バイク」に魅力を感じた。
乗ってみたら、とんでもなく楽しかった。
今回は、ただそれだけを記事にしてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。