
(更新2019.9.16)
バイクに興味が沸いても周りに乗っている人がいないと、「何が楽しいのか」イメージが全くつかないですよね。
そこで、バイク歴6年、北海道〜山口県までツーリングしたぼくが感じた「バイク」を全力でお伝えします。
ただ、楽しみ方は人それぞれ。
(一人で走る、仲間と一緒に走る、林道走行、レース、カスタム・・・)
「こういう楽しみ方もあるんだな」程度にご覧ください。
追記事項
「キャンプツーリングの魅力」についての記事を作成・リンクを貼りました
2019.9.17
それでは、どうぞ(・∀・)/
バイクの魅力とは?
車では味わえない開放感がある!!
運転手の360度が鉄に囲まれた車と違い、バイクはとても開放感があります。
海岸線を走れば海風が体をなぞり、潮の匂いが、ヘルメットを被っていてもわかります。
標高が高い峠道に向かって走れば、どんどん気温が下がっていくのが肌で感じられます。
ふと、視線を上に向ければ、目が覚める青空の中に、プカプカと白雲が泳いでいます。

「大自然を視覚・嗅覚でダイレクトに感じることができる!!」
ありきたりな表現ですけど、これはバイクに乗って初めて知ることができた貴重な体験です。
友達感覚で接してしまう

バイクに跨ってエンジンをかけた瞬間、ライダーとバイクの間に不思議な一体感が生まれます。
もっと言ってしまえば、「友達」と一緒にいるときの安心感に似たような感覚に陥ります。
「こいつ、なに言ってんだ?気持ち悪りぃ」
って思われるかもしれませんが、これ本当っ!!
単なる「鉄の乗り物」として接することはできません。
バイクがぼくに向かって「意思」を放ってくるんです。
その理由を考えてみましたが、おそらく、他の乗り物にはない特別感があるからだと思います。

バイクなんて普通に生活していれば、まず接することがない乗り物でしょう。
車の免許のような、誰もが経験する通過儀礼のようなものはありませんからね。
何かしらの「きっかけ」がないと、バイクの免許を取ろうとは思わないはずです。
ましてやこの時代、数十万もかける趣味は敬遠されがち。
だからこそ、バイクの方から
「オイラを見つけて!!」
って訴えかけているのかもしれません。
バイクから発せられるシグナルに気づいた、僅かな人間だけが体験できる世界。
その世界を知ってしまうと、以前の生活には戻れなくなるくらいの中毒性があります
狭い道ですれ違いが苦ではない

舗装林道や高原道路などは道幅にゆとりがありません。
車だと、場所によっては対向車とすれ違うのがギリギリな箇所が多々ありかなり気を遣います。
しかし、バイクだと車体の幅が狭いので、車だと二の足を踏んでしまいそうな道でも楽しく感じられます
(もちろん、対向車が来ることを前提に気をつけて走らなきゃいけません)

むしろ、道幅が狭い道沿いは絶景スポットに会う確率が高まります。
自分だけのお気にいりスポットを探しにいくのも楽しみの一つです。
旅に出ませんか?
一期一会の出会いがある

バイクに乗っていると「出会い」に恵まれます。例えば、
『休憩中に話しかけられ野菜を頂く』
『キャンプ場で乾燥ワカメ、チョコレート頂く』
『友人とツーリング中に、たまたま出会った老夫婦から大量のガムを頂く』
これら全て実体験です。
荷物をバイクに積んだ状態だと一目で「旅しているな」と分かるので、とても話しかけられやすいですよ。
人間関係が淡白になりつつある現代ですが、このような素朴な優しさに触れることができるのは、バイク旅ならではの体験ですね。
2017GW 250TRで行く青森ツーリング ダイジェスト
「yaeh!」文化に魅せられて・・・
ぼくは、この文化を知ったのがきっかけでバイクの免許を取りました。
(ぜひ、YouTubeで「ヤエーツーリング」で探してみて下さい)
北海道バイクツーリング 一期一会のピースサイン Yaeh! 第二弾 2014
バイクに乗っているというだけで不思議な仲間意識に駆られるあの感覚は本当に言葉では表現できないです。
【お気楽バイク旅】2015 v(・∀・)Yaeh! 総集編 Part3【ピースしようぜ】
ちなみに、ヤエーとは道路上ですれ違いざまに交わすあいさつみたいなもの。
心の中で相手の安全を願い手を振ったりピースサインを出す行為は、車に乗っていると、まず体験できないバイクならではの貴重な体験の一つですね。
遠くへ足を運ぶだけが旅ではない
免許を取得しバイクが納車されたら、ご自身の思い出の道を走ってみてはいかがでしょうか?
学生時代に毎日歩いた通学路。車で親と買い物に行く際に通った道。当時付き合っていた子と歩いた道・・・。
バイクで実家や友人宅に行ってみるなど普段何気なく通った道を、なぞるようにバイクで走ってみると新しい発見があるかもしれませんよ。
観光地に行くだけが旅ではありません。
自分の心が落ち着く場所を探し当てることができれば「旅」になります。
心のままに走って、たくさんの思い出を作ってください。
「非効率」を楽しもう!

車は荷物がたくさん積めますし、複数人が同じ空間で移動できます。
天気に左右されずに走ることができる、利便性が抜群の乗り物です。
それに対してバイクは、積める荷物は限られますし、乗車人数も2人まで。
天気次第で予定を変更したり計画そのものを中止することも多々あります。
にも関わらず、なぜバイクに乗るのでしょうか?
その理由を言語化するのは難しいですが、しいて言えばバイクを「移動手段」として使うのではなく「目的地」までの過程を楽しめるからでしょう。
(どこかの漫画やブログでも、これと同様な表現をしていました)

バイクに重い荷物を積み、ホテルじゃなくてキャンプ場でテントで寝泊まりする。

お店に入らず外で自分でご飯を作ってみるなど、多少の手間暇をかけた分、達成感は何倍も何十倍も思い出として自分に還元されます
ホテルで泊まること、お店で食べることを否定しているのではありません。
(ホテル泊・お店飯も当然します。そのときのやる気次第でどうするか決めます)
ただ、たまには利便性を度外視した楽しみ方も必要ではないでしょうか?
バイクには非効率をプラスに転化させる力があるので、それを最大限に引き出してみましょう。
「疑問」キャンプツーリングって楽しいの? 魅力って?「思考停止の幸せ」
言葉では表せない世界観がある!!

まあ、ここまでつらつらと綴りましたが、バイクの魅力は、
乗った人にしか分かりません!!
趣味全般に言えることですが、こればかりは経験した人にしか分からないです。
世界観を説明してもピンと来ない方が大半だと思います。
「ふーん。そーなんだー」という感想がふつうです。
「バイクになぜ乗ってるの?」って聞かれても、「好きだから」と答えるしかないんですよね・・・w
なぜ「好き」なのかを考えても答えは見つかりません。
だって、「好きの」理由なんて後付けです。
なんとなく好き。
理由はないけれど、ただただ好き。
そんな感じで乗っています。
背中がムズムズするようなキレが悪い答えですが、バイクの世界観は独特なので乗った人にしか分かりません!!
バイク旅で見た景色・スポット
「ここはすげー!!」
「この場所は最高だ!!」
と、心から感じ興奮した景色をまとめました。
最後に語ります
ぼくは今まで、
「バイクは絶対楽しいよ!!」
「絶対に乗った方が良いよ!!」
と、今まで周りの人にバイクを薦めたことはありません。
なぜなら、乗るかどうかは本人の意思で決めるもの。
他人が「絶対に楽しいから乗れ乗れ」と口車にのせたり煽るのは、しょうじき無責任だと思っています。
また、運転をする以上は少なからず事故のリスクを考慮する必要があります。
購入費用や維持費などを計算すると、「お金」は他の娯楽よりもかかります。
「楽しい」を感じる尺度も人それぞれ。
「バイクは最高だから貴方も乗りなさい」なんて言えないですし、個人の「好き」を強く押すようなことはしたくありません。
しかし、少しでも「バイク」に興味をもっている方には、
実際に感じたことや楽しかった出来事を、誇張せずに伝えようと心がけています。
(エンジン構造とか機械的な面はさっぱりですが・・・)
僕は、たまたま「バイク」に魅力を感じた。
乗ってみたら、とんでもなく楽しかった。
今回は、ただそれだけを記事にしてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。